【ゆきラボ】戦争で傷つくのはいつも普通の人
こんにちは。毎週水曜更新、ドイツの日常をお知らせする「ゆきラボ」です。
ロシアによるウクライナへの侵攻からまもなく1週間が経とうとしています。今、フライブルクの旧市庁舎をはじめ、市内の要所にはウクライナの鮮やかな青と黄色の国旗がはためき、ウクライナへの連帯と支持を表明しています。
白いバナーはコロナ禍から使われていたもので「フライブルクは団結します」と書いてあります
週明けにはここフライブルクにもウクライナから避難してきた人たちが到着しました。
フライブルクはウクライナ西部の街・リヴィウと姉妹都市提携を結んでおり、以前から市民レベルでの交流があります。フライブルク在住のウクライナ人コミュニティが侵攻開始直後から避難民の受け入れに動き、第一便の人たちがいち早くバスでフライブルク入りすることができました。
旧市庁舎前の石畳には、世界各国の姉妹都市のエンブレムがあしらわれています。リヴィウの隣は愛媛県松山市
アフリカ大陸や中東から、何週間も、ときには何か月もかけてドイツを目指す難民の人たちに比べると、ドイツまでわずかな日数(それでも数十時間ですから大変な旅ですが)でたどり着いたということは、それだけ地理的に本当にウクライナが近い場所なのだということを実感させられます。
とてもお天気の良かった先週末には、街の中心部で、ロシアの侵攻を非難しウクライナを支持するデモが開催され、千人を超える参加者が集まりました。同様のデモや、青と黄色のライトアップはドイツ各地でも行われ、国内最大規模のデモとなったベルリンでは10万人もの人々が参加したそうです。
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