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第4回Jリーグ理事会を開催。「町田からの報告書はまだ届いていない。来てから検討する形になると思います(Jリーグ萩原氏)」

4月22日、Jリーグの第4回理事会が行われ、理事会後に記者会見が行われた。

会見の冒頭、野々村芳和チェアマンがJFA/Jリーグポストユースマッチを視察するため、先に質疑応答を行った。

写真:2023年5月撮影

その中で、4月6日に一部週刊誌の報道に対して、町田側が調査報告をWEB上で公開。それに対してJリーグ側が町田に調査の依頼している件についての進捗についての質問があった。

FC町田ゼルビア藤田晋社長のnote
町田側の調査報告

野々村チェアマンは「今の段階で僕の方から特にお伝えすることはない」とコメント。また本日はコンプライアンスを担当者が不在のた会見の司会を務めるJリーグ萩原氏が回答。「先ほど確認したが町田からの報告書はまだ届いていない、来てから検討する形になると思います」とコメントしている。

また、MLB・大谷翔平選手の出産立ち合いの際の父親リスト入りについて、栃木シティFCの都倉賢選手が「Jリーグにもぜひ導入してほしい」と発信したことについての質問があった。

【参考】父親休暇リスト
メジャーリーグ(MLB)で産休制度に相当し、2011年から導入。選手は最長で3日間、戦列を離れることができ、チームは代わりの選手をマイナーから昇格させられる。
時事通信
https://sp.m.jiji.com/article/show/3497607

また、家族に不幸があった場合、3日から最大7日間、忌引リストに登録することができる忌引リスト(Bereavement List)もある。
【メジャーリーグ】故障者リストの仕組みを徹底解説
https://media.engate.jp/sports-market/baseball_mlb_injuredlist/

これに対して野々村チェアマンは「僕もクラブ(コンサドーレ札幌の社長)をしていたので、同じような局面はありました。選手が立ち会いたいのであれば当然キャンプ中でも帰していましたし、各クラブでの対応で十分可能だと思っています。出産以外でも例えば身内に何かあった時も同様ですし、選手がそれを選ぶかどうか。今のクラブの対応として十分サポートできている、少なくとも僕がやっていた中ではフレキシブルにサポートできていたと思います」とコメントした。

辻井隆行執行役員(2023年5月撮影)

その後はサステナビリティ領域を担当する辻井隆行執行役員が、Jリーグサステナビリティ事業活性化プロジェクトの概要について説明を行った。

アジア初となるSport Positive League(SPL)参画を決定 – Jリーグ全体でサステナビリティ事業を推進 –
https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/post.php?code=c3c8a44f-d389-4195-b872-63cb169816d4&y=&m=&q=

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