JFLも大混戦!番記者座談会LIVE(J論)【4/3(木)21時】

「football fukuoka」中倉一志

【ニュース&レポート】アビスパ福岡の未来の星。前田一翔、サニブラウン アブデル ハナンのトップチーム昇格内定を発表

アビスパ福岡は26日、雁の巣レクリェーション内のクラブハウスで記者会見を行い、アビスパ福岡アカデミーのアビスパ福岡U-18所属の前田一翔とサニブラウン アブデル ハナンの2人が、来季のトップチーム昇格に内定したことを発表した。

アビスパ福岡がアカデミー所属の選手をトップチームに昇格させるのは、2021年の森山公弥以来3年ぶり。同アカデミーは2021年、アカデミー出身の冨安健洋(アーセナル所属)の活躍を受けて、それまでの育成方針を整理してアカデミーとしてのビジョンを明確化して育成に取り組んできたが、今回の昇格はその成果のひとつと言える。
以下、記者会見の様子を全文掲載にて紹介する。

◎結城耕造代表取締役社長
「本日はお忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。本日は我々にとってとても嬉しいニュースです。先日、日本クラブユース選手権で3位となったU-18から非常に魅力的な選手2人がトップチームに昇格することが内定しました。前田選手とサニブラウン選手です。我々はさらに高みを目指していきたいというふうにチームとして考えておりますが、前田選手とサニブラウン選手が、今後、このクラブに大きく貢献して、さらにこのクラブを引っ張ってくれるような存在になると私は確信しておりますので、ぜひみなさまに温かい目で見守っていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします」

◎柳田伸明強化部長
「まず、本日はお集まりいただきまして大変ありがとうございます。今、社長からもお話がありましたけれども、2025シーズンよりトップチームに2名昇格することが決まりましたので、まずご報告をさせていただきたいと思っています。

その前に前田一翔選手が在籍している九州産業大学附属九州高等学校の田中校長先生をはじめ、諸先生方、またサニブラウン アブデル ハキーム選手が在籍している博多学園博多高等学校の檜垣校長先生をはじめ、諸先生方、日頃よりアビスパU-18の活動にご理解、ご協力を賜りましてまずは誠にありがとうございますとお伝えしたいと思います。学校生活においても、選手の成長のために様々なご指導をいただいていると思います。その点も重ねて御礼申し上げます。

さて、私からは2人の経歴は既にお手元の資料にあると思いますけれども、簡単な経歴、評価のポイント、そしてトップチームに上がってから期待すること、3点についてお話をさせていただきたいと思います。

まず前田一翔選手についてです。
経歴ですが地元のU-12のZYG FCからルーヴェン福岡を経てアビスパ福岡U-18に入団しました。現在U-18はプリンスリーグに所属しておりまして、11得点ということで現時点で得点王になっております。また、先日の日本クラブユース選手権大会3位という好成績を収めましたけれども、そこでも3得点ということで大活躍をしました。多分、みなさんはご存知だと思いますけれども、トップチームでの出場歴も既にあります。昨年のルヴァンカップにおいて2試合、それから天皇杯において1試合出場をしています。

評価のポイントですけれども、まずは得点力ですね。得点力と言いましてもドリブルの突破であったり、相手との駆け引きから相手のディフェンスラインの背後を突いてフィニッシュに結びつける力、またクロスに飛び込んでいく、そういう得点の形を様々持っている選手だと思っています。また、現在のFWは守備ができない選手、守備を免除されている選手はいないと思いますけれども、守備に関しても非常に献身的に行うことができます。身体的な特徴に関しては、スピードが非常にありますし、スプリントを繰り返す力というものも非常に長けております。加えてフィジカルコンタクトにも非常に強いものがありまして、身体を当てることを厭わない、そういうことができる選手だと思っています。

期待するところですけれども、先ほどもお話した通り、地元のクラブの出身の選手です。既にユースでも活躍はしていますけれども、一翔選手がU-18で活躍していることを喜んでくださっている地元の指導者の方々や応援してくださる方々が、いっぱいいるというふうにも聞いてます。プロになっても活躍をして、そういう方々に喜んでもらえるような、まずはそんな選手になってもらいたいなというふうに思っております。得点を取ることをとにかく期待していますけれども、高校生年代では本当にトップレベルの力あるかなと思ってます。そういう意味では、自信を持ってプロの世界に飛び込んで、自分の技を磨いて得点を量産する、そんな選手になってもらえることを期待しています。

次にサニブラウン アブデル ハナン選手です。
まず経歴ですが、江東FRIENDRY FC、そしてSOLTILO CHIBA FCを経てアビスパU-18に入団しました。U-18での活躍ですが、現在プリンスリーグでは3得点、日本クラブユース選手権大会では3位に貢献して2得点。トップチームでの出場履歴はございません。

評価のポイントですけれども、スピード、パワー、高さに関しては高校のレベルを飛び越えている、そんな選手です。特に相手ゴールに飛び込んでいく迫力はもうウェリントン級、そのぐらいの迫力のある選手だと思っています。そんな彼ですけれども、U-18のAチームで先発としてプレーするというのは実は高校3年生になってからなんです。そういった意味では、試合を重ねるごとに我々も本当に驚くほど急激な成長を見せている、そんな選手です。先日のクラブユース選手権大会でも大活躍をしてくれました。

期待するポイントですけれども、技術的、または個人戦術のところはまだまだ足りないところはあるかなというのは思っていますけれども、ただ先ほどもお話したようにストロングポイントがはっきりしていて、磨けば光るダイヤモンドの原石のような選手だなというふうに思っております。本人のコメントを見たら『ウェリントンのような選手になりたい』と書いてありましたけれども、非常によく自分のことを分かっているなというのは思いました。我々も、ウェリントン選手のようにワンプレーで会場の雰囲気を変えられるような、そんな選手になってもらえればいいなというふうに期待しています。そしてチームの勝利に貢献できるようになってもらいたいなと思っています。

ところで、2人にはU-18での活動がまだ当然あります。プレプリンスリーグも何試合かございます。今はプレミアリーグ昇格に向けて戦っておりますが、何としてもプレミアリーグに押し上げてからトップチームに来るように、そこはもう必ず成し遂げてもらいたいなというふうに思ってます。
そして年齢的には2006年生まれで、4年後の2028年にロス五輪がありますけれども、おそらく2005年の1月1日以降生まれが対象になると思いますので、当然、対象の選手でもあります。我々トップチームも強豪クラブに向かって少しずつ歩みを進めていますけれども、そんな中で2人がアカデミー出身のオリンピックの選手として活躍してもらいたいなと、そんなふうに期待をしております」

◎前田一翔選手
「アビスパ福岡U-18から昇格することになりました前田一翔です。夢であったプロサッカー選手としてのキャリアを、地元で応援していた大好きなクラブでスタートできることを大変嬉しく思います。ここまで来ることができたのは、数えきれない方々の支えがあってこそだと思っているので、とても感謝しています。
自分の特徴であるスピードとフィジカルの強さを生かして得点を量産し、チームの勝利に貢献できるような選手になりたいと思います。応援よろしくお願いします」

◎サニブラウン アブデル ハナン選手
「このたび、トップチームに昇格することになりましたサニブラウン アブデル ハナンです。まず初めに、入団以来支えてくれた家族、監督、コーチ、チームスタッフ、そして一緒に戦ってきたチームメイトに感謝を伝えたいと思います。そして、応援に足を運んでくださるサポーターの方々には、本当に力に力をいただいています。ありがとうございます。これから甘えの効かない厳しい世界に挑戦していくことになります。まだまだ足らないところが多いので、日々の練習を大切にし、努力を重ねて、ウェリントン選手のようにチームのために体を張れる選手になって勝利に貢献していきたいと思います。今後とも応援よろしくお願いします。

なお、会見後の質疑や宇藤についてはこちらでご覧になれます。

[中倉一志=取材・構成・写真]

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