「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【ニュース&レポート】アビスパの新しい歴史を刻む2021シーズン。目標達成に向けて強い気持ちで戦うことを誓う

アビスパ福岡は23日、福岡市東区の筥崎宮で恒例の必勝祈願を行った。コロナ禍で行われた必勝祈願は、ファン、サポーターの参加が見送られ、クラブからは川森敬史代表取締役社長、フロントスタッフ、アカデミーコーチ、スクールコーチ、そしてチームからは長谷部茂利監督、城後寿、前寛之、志知孝明、渡大生の合計16名が参加。今シーズンの目標として掲げている「リーグ戦10位以上、勝点50、ルヴァンカップベスト4以上」の達成を祈願した。
なお、アビスパは1月下旬から宮崎でキャンプを実施。トレーニング、練習試合を通して2021シーズンに向けての準備を行う。

◎長谷部茂利監督;
Q:必勝祈願では、どのようなことを祈念されたのでしょうか?
「まず、昨シーズンの昇格を見守っていただいた勝利の神様にお礼を申し上げました。また、今シーズンの、選手、スタッフ、その家族、アビスパ福岡に関わるみなさんの健康、怪我をされないようにお願いしてきました。そして、チームの目標を達成できるようにというお願いをしてきました」

Q:毎年の恒例行事ではありますけれども、今年はアビスパの新しい歴史をスタートさせる1年ということもあり、心持ちも特別なものがあるのではないかと思います。
「おっしゃる通り、毎年のことで昨年もここからという想いがありましたけれども、今年はさらにそういう想いが強いです。J1でどれだけできるのか、どれだけやれるのか、活躍できるのか、暴れられるのか。そういうところを心にしてきましたけれど、身が引き締まる思いです。頑張っていきたいと思います」

Q:その目標に向けて準備されているところだと思いますが、キャンプでは、どのようなことに取り組んでいかれるのでしょうか?
「まず、チームとしてしっかり戦えるように、チーム戦術のところ、我々は何をしたいのかというところ、そういうところを高めていきたいと思います」

Q:現段階でのチームの様子はいかがでしょうか?
「雰囲気は非常にいいです。立ち上げたばかりなので、身体、コンディション、いろんなところをシーズンに向けて整えている、そんな状況です」

Q:今年はJ1に復帰して戦いますが、J2とJ1の違いはどんなところにあるのでしょうか?
「スピードと、パワー、高さ、ボールを扱う技術的なところ、そこは大きく違うと思います」

Q:その中で、J1で戦っていくために目指していくサッカーというものを、改めて教えてください。
「我々アビスパ福岡は、攻守に連動してアグレッシブに試合を運んでいくんですけれども、まず自分たちがアグレッシブさをしっかりと出すこと、そのうえで五分五分に戦える、また五分五分になったところで質が大事になってくるので、昨シーズンよりも高い質を見せていきたいなと思います」

Q:ファン、サポーターのみなさんにメッセージをお願いします。
「ファン、サポーターのみなさま、昨シーズンは本当にありがとうございました。今シーズン、J1で目標に向かってチーム一丸となって戦ってまいります。みなさんの後押しが必要ですので、ぜひ、応援してください。よろしくお願いします」

◎前寛之選手;
Q:本日必勝祈願を行いましたが、改めて今の気持ちを教えてください。
「昨年に引き続き、筥崎宮で必勝祈願を行い、また今年も無事に必勝祈願を終えて、ここからスタートという気持ちになりました」

Q:どんなことを祈願されたのでしょうか?
「今年のJ1での戦いは厳しいものがあると思いますが、チームとしてリーグ戦で10位以上という目標を掲げたので、その達成をお願いしました」

Q:新しくなったチームの雰囲気はいかがですか?
「雰囲気はすごくいいです。新加入選手を含めて、結構早めに仲良くなっているなと感じています。同じチームでやっていた宮だったり、志知君はもともと仲が良かったんですけれども、(渡)大生くんだったり、(杉本)太郎だったり、これまであまり接点がなかった選手とも、始動して1週間くらいで打ち解けてきているなと感じています」

Q:来週からキャンプが始まります。キャンプではどのような準備をされる予定ですか?
「キャンプに入ってからは、チームとしての成熟度を上げる作業をしなければいけないので、よりサッカーに集中して挑んでいきたいと思います」

Q:前選手個人として目標を教えてください。
「J1で、どれだけ自分の力とか、ストロングポイントというところを出せるのか。そこが楽しみな部分でもあり、課題として持たなければいけない部分も絶対に出てくると思うので、いろんな部分でチャレンジしていきたいと思います」

Q:自分のどういったプレーを見てもらいたいと考えていますか?
「ボールを奪い切るところというのは、やはり見てほしいですし、チームがいい方向に行くように陰ながら支えているところを見てほしいです」

Q:キャプテンはまだ発表されていませんが、引き続きチームを引っ張っていきたいという考えはありますか?
「もちろんありますし、キャプテンでなかったとしてもチームを引っ張っていくという気持ちに変わりはないので、前向きにチームを引っ張っていければと思っています」

Q:ファン、サポーターのみなさんに開幕に向けてのメッセージをお願いします。
「僕たちにとっても、みなさんにとっても待ち遠しい開幕戦です。普段であれば、練習場に来ていただいたり、今日も筥崎宮へ足を運んでいただいたりということもあったと思うと、なかなかみなさんと会えないのは残念ですけれども、僕たちはピッチで開幕戦に向けて準備したいと思いますし、みなさんと開幕戦でベススタで合えることを楽しみにしています。1年間一緒に戦ってください。応援、よろしくお願いします」

[中倉一志=取材・文/写真提供=アビスパ福岡]
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