【無料記事】【YBCルヴァン杯決勝前日公式記者会見コメント】すべの力をぶつけ合う決勝戦。勝利を手にするのは紺か、赤か?
内容:練習後の共同囲み取材
日時:2023年11月3日(金)
場所:国立競技場
Q:明日の決勝に向けて主に準備してきたこと、調整してきたことはどんなことでしょうか?
■長谷部茂利監督
「明日の試合だけではなくて、目の前の試合に自分たちが最大出力で挑めるように、積み上げてきたものを出そうという話とトレーニング、またコンディショニングを経て挑みたいと、そういうふうに調整してきています」
■マチェイ スコルジャ監督
「我々にとってこの特別な試合に向けて、今シーズンかなり連戦が続いている中で、やっと1週間準備期間があるというタイミングがありましたので、幸運でした。もちろん、我々はゲームプランを用意していて立ち上がりからゲームをコントロールしたいと思っていますけれど、非常にまとまったタフなアビスパとの試合ですので、非常に難しい試合になると思います」
Q:今シーズン、リーグ戦でも対戦している両チームですけどもお互いの印象はいかがでしょうか?
■長谷部監督
「対戦した印象は、もちろん守備も攻撃も両方とも高いレベルで技術を発揮するグループの力、チームの力、そういう高い位置にあるチームだと思います。またACLを戦っていらっしゃる中でも、さらにチーム力を上げているという印象です」
■スコルジャ監督
「今シーズンの後半戦のアビスパを見ますと、これ以上タフな相手はこの決勝ではなかっただろうと思います。シーズンを通じて成長し続けたチームだと思いますし、ウィークポイントを見つけるのが難しいです。
Q:福岡にとって初タイトルに向けてという戦いですけどもチームの雰囲気はいかがでしょうか?
■奈良竜樹選手
「今日の練習まではみんな明るい、いつも通りの雰囲気でトレーニングできましたし、それぞれの、この特別な一戦に向けて胸の高まりというのが、またあと一日かけて高まっていくんだろうなと思います。僕自身も初めての決勝の舞台なので、良い準備をして良い心と状態で臨みたいと思います」
Q:明日の決勝、(試合の)入りから非常に重要になってくると思いますけど、どんなところに気を付けて戦いたいですか?
■奈良選手
「まずは雰囲気。本当に特別な一戦、決勝ということで素晴らしい雰囲気であると同時に、ほとんどの選手が経験したことがないような雰囲気になると思いますし、その雰囲気の中でしっかり自分たちらしさを発揮できるかというところ。そこに向けて、その雰囲気に飲まれないようにというところが大事かなと思います」
Q:浦和にとっては7年ぶりのルヴァンカップ制覇に向けてチームの雰囲気はいかがでしょうか?
■酒井宏樹選手
「雰囲気は良いと思いますし、やはり決勝という舞台はサッカー選手としてはこれ以上ない舞台だと思っているので、明日は自分たちのベストが尽くせるように、そして多くのサポーターが来てくれると信じているので、浦和レッズサポーターに笑顔で帰っていただけるように責任あるプレーをしていきたいと思います」
Q:ACLに続いて(今年)2つ目のタイトルが懸かった決勝ですけどもどんな想いで臨みますか?
■酒井選手
「大会は違うので、そこは切り離していきたいなと思います。対戦相手も違いますし、先ほど監督が言った通り、弱点を見つけるのが難しいチームなので、打ち合いみたいな試合にはならないと思います。しっかりとした準備をして。僕自身、アビスパ福岡と戦うのは初めてなので、非常にそういったところも含めて楽しみです」
Q:先ほど決勝を経験した選手が少ないというお話と、浦和のほうがサポーターも多く来る可能性が高いというところで、その中で平常心を保つためにどういったところが重要になるか教えてください。
■長谷部監督
「私の感覚だと気にしないことですね。楽しむこと。赤の応援を青の応援と思うこと。それぐらい気にしないでいいと思います。というか私はあまり気にしていません。アビスパの応援団も来ますし、それが10倍に見えるように勝手に感じます。気にしないということです」
■奈良選手
「監督が気にしないとおっしゃっているので、気にしないように(笑)。誰もが立てる舞台ではないので、その雰囲気を名誉ある舞台で楽しみながら、上手くその雰囲気に自分を乗せていく、そういうふうに臨んでいきたいと思います」
Q:川崎フロンターレに在籍されていた時にYBCルヴァンカップで優勝はされましたが、決勝戦には出場されていません。当時を振り返って、あの時の想いを聞かせていただけますか?
■奈良選手
「ピッチには立てなかったですけれども、チームとして戦っている中で優勝できたというところで、嬉しい8割、悔しいが2割。でも、そこまでに全員で戦ってきたというところもありますし、それは今の福岡も一緒で、この決勝までたくさん選手がピッチに立って戦ってきたので、決勝戦に出てる、出てないというのはあまり関係ないというか、一体感をもっと出そうというみたいなところたったと思います」
Q:いろんな方にお話を聞いていても、アビスパの選手からも、アビスパらしさという話をよく聞きます。レッズの選手からもレッズらしい戦い方というのを聞くのですが、ズバリ改めて監督、キャプテンが思うアビスパらしさ、レッズらしさというものを伺えますか?
■スコルジャ監督
「良い質問だと思います。アビスパは今シーズン中にも進化を遂げているチームだと思います。シーズンスタートした当初はより守備的なスタイルでしたけれど、攻撃の比重が増えていると思います。ポジティブトランジション、守から攻への切り替えのところでも前線の非常に能力の高い選手を使って攻撃を仕掛けてきますので、ゲームコントロールがしにくい試合になると思います。この試合に向けて何か特別なものを用意するというより、今シーズン、何カ月もかけて作り上げてきたものをこの試合で最も良いところをお見せできればと思います。ただもちろん、相手を分析して毎試合ゲームプランを立てていますし、それを考えるとこの前の試合とは変える部分もあります。非常に興味深いチャレンジが明日は待っていると思います」
■酒井選手
「外から見てくれるみなさんが判断するのが一番だと思うんですけど、僕ら自身は全てにおいてアップデートしようとしています。なので『らしさ』というよりは浦和レッズとして多くのタイトルを獲って目の前の試合に全て勝つという責任感で選手たちは試合をしているかなと思っています。なので、今シーズン例え思うようなプレーができなくても勝点を落とさずここまでやり遂げられてこれているのかなと思うので、それが僕ららしさというふうに思います」
■長谷部監督
「アビスパさしさというところで言うと、プレーの面ではアグレッシブという単語を使っていますが、これまで、ここ数年間は自分たちの結果、記録を更新し続けている。今回はまさに決勝に上がったというところも含めて、それが自分たちらしさだとも思っています。それを実行、結果につなげるために常に選手たちとスタッフとクラブが一体となって難しいゲーム、難しい相手、強いチーム、強いクラブ、大きなクラブと対戦してきました。ほとんどの試合がそういう状態ですけども、そういうチーム、そういうクラブに向かって果敢にチャレンジしていく。それがアビスパらしさだと思っています」
■奈良選手
「僕たちは突出した個というよりも、チーム全員でハードワークして、全員で攻撃をして、全員で守備をして、一体感を持って戦う、そういうところがアビスパらしさだと思います。これまでもそうですけれど、それは選手だけではなくて、スタッフ、サポーターのみなさんを含めて、全員の一体感というものを今年も継続してここまでやってきていると思います」
Q:アビスパは明日勝てば初のタイトル獲得になります。今、目の前にカップがありますけども、明日カップを掲げるイメージはできていますか?
■奈良選手
「もちろんです。僕たちのここまでやってきたスタンスというか、目の前の試合に全員が100%で挑む。全員が勝つ為に自分ができることを100%やるというところで臨んできましたし、その考え方で言うと、明日の試合が目の前試合で、その試合に勝つ為に全員がまとまって戦いたいです。その先にそういうものがありますけども、まずはしっかり目の前の相手、本当に強くて大きな相手ですけれど、そこに向かって全員でぶつかっていきたいと思います。まずはそこです。トロフィーとかは、その先のご褒美的なものだと思っているので、まずはサッカーの試合で勝つというところにフォーカスしてやっていきたいと思います」
[武丸善章=取材/中倉一志=構成/写真提供=写真AC]