「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【YBCルヴァン杯決勝前日練習後の選手コメント】「ここに立てることにワクワクしている」/山岸祐也/森山公弥

内容:練習後の共同囲み取材
日時:2023年11月3日(金)
場所:国立競技場

◎山岸祐也選手;
Q:初めて国立のピッチに立たれていかがでしたか?
「結構、芝がめくれやすい感じだったかな。今日はお客さん入ってないけど、あそこに立ったらすごく良い雰囲気だったし、日が差して天使が降りてきそうだなと祈ってたんですけど(笑)。ここが満員になったらすごく良い雰囲気でサッカーができるなと思いますし、サッカー選手なら、絶対に聖地国立というところでプレーしてみたいというか、すごく良いピッチだと思うので、そこに明日立てるというところと、満員のスタジアムでサッカーができる、その中でも優勝、タイトルを懸けて戦えるというところですごくワクワクしています」

Q:いつもとは違った緊張感や雰囲気の中で、いつも通りやるというのは簡単ではないと思います。その辺りのメンタル面はどのように考えていらっしゃいますか?
「分からないです(笑)。いつも通りだと思います(笑)。あんまり気にしてなかったんですけれど、緊張とかはあまりしないんですよね。緊張とかサッカーでしたことがなくて、むしろ逆にレッズのゴール裏に向かってPKを蹴りたいなと。なんの試合だったかYouTubeの映像を見たんですけれど、サポーターが振る旗がすごくて、その選手はPKを外したんですけれど、いいなぁみないな。逆にここで蹴りたいと思ったぐらいてす。カラオケで一人で歌う時の方が緊張します(笑)。明日はすごく楽しみな一日になりますし、楽しみたいと思います」

Q:YouTubeの映像とは浦和の映像ですか?
「いや、YouTubeで浦和の映像は見ないですね。ルヴァンカップ決勝って調べて、どんな雰囲気なんだろうとか、俺1個すごいこと見つけちゃったんですけど(笑)。これどうしようかな、言おうかな(笑)。ゴールを決めている選手は(入場の時)後ろから2番目に並んでいるんですよ。(昨年はC大阪、現在は広島の)加藤陸次樹選手が2番目に並んでて、その前は名古屋の稲垣選手も後ろから2番目に並んでいて。だから俺、明日、後ろから2番目に並ぼうと思ってて(笑)。雰囲気とかなんて言うんですかね。見ててこういう雰囲気なんだとか結構、決勝って独特な雰囲気があるし、本当に一瞬のところで勝敗は決まると思うので、そういうところは狙っていきたいと思います」

Q:明日は堅い試合になると思うのですが、どういったところが勝つ為のポイントだと思われますか?
「それは分からないです。3点入るかもしれないです(笑)。ただ、守備は両チームとも自信を持っていますし、相手のDF陣、DFだけではなくて前線、中盤の選手の守備もしっかりしていますし、そういったところを崩していくためにどうするかという秘策というか、そこは統一して試合に挑みますし、その中で、チームから求められていることプラス、個人の特長を出していきたいと思います。目に見える結果。ゴール、アシストのところはしっかりと狙っていきたいと思います」

Q:明日は福岡からもたくさんのサポーターが来てくれます。メッセージをいただけますか?
「アビスパ福岡は今までタイトルを取ったことがなくて、やっぱりタイトルを取る時とか、何かを変える時ってすごいパワーが必要になると思うんですよね。その時、一人じゃ難しいことばかりと思うんですけれど、みんなで戦ったり、全員が自分のパワー、プラスもう少し出していければ、明日は予想ではレッズのサポーターがすごく来ると聞いているんですけれど、それに負けないぐらいのパワーを全員が出せば全然勝てると思うし、勝ってみんなでゴール裏で喜びたい。ルヴァンカップ準決勝の名古屋戦が終わった後のあの雰囲気はすごく良かったし、なんて言うんですかね、あれがサッカーの醍醐味だと思っているので、みんなで勝って喜びたいと思います」

Q:昨日、東京に入られたと思いますが、どういった過ごし方をされたのでしょうか?
「韓ドラ見てました(笑)。いつも通りに過ごして、リラックスした状態で。ただホテルのご飯が美味しかったので食べ過ぎないようにしました(笑)。『イ・ドゥナ!』。ネットフリックスで見てキュンキュンしてました(笑)。ミーティングもしたので、その時はしっかりスイッチを入れ替えて。それ以外はリラックスして良い時間を過ごせました」

Q:ミーティングはどういった内容でしたか?
「言わないですよ(笑)。言えないです(笑)。正直、いつも通りですね。普段のリーグ戦と変わらず、多少ちょっと変わることはありますけど、ベースは普段と変わらず、いつも通りのことを、当たり前のことを当たり前にやる。そういうミーティングをしました」

Q:全員で来てチーム一丸みたいな雰囲気は高まっていますか?
「そうですね。全員で来ているので、いつもとは違うなという感じで。もともとアビスパは一体感であったり、一つになって戦うというところが特長のチームだと思っているし、そこに長けているチームだと思っているので、それがもっともっと良い一体感を生んで良い時間を過ごせていると思います」

Q:名古屋戦のあとにサポーターにご飯をおごったというのは本当ですか?
「本当です(笑)。ひつまぶしを。たまたまサポーターと一緒だったのでお店が。俺らも選手10人ぐらいで行っていて、俺と奈良ちゃんとユザ(湯澤)で男気じゃんけんをして俺が勝って、選手の分を出したときにサポーターの人たちもいたので、カナ(金森)とか(小田)逸樹がみんな出しますよって言って。全員分出しました」

Q:ちなみにいくらぐらいだったのでしょうか?
「8万円ぐらいだったと思います(苦笑)」

Q:決勝に向けてサポーターから何か言われたこととかありますか?
「決勝勝ったらひつまぶしおごってくださいとかは言われないですよ(笑)。けれど、DMとかなるべく見るようにしているし、応援のメッセージいっぱいくれているので、そういうのを自分たちのパワーに変えて頑張りたいなと思うし、優勝して全員で喜びたいと思います」

Q:このタイトルを取るためにキーポイントになるところはどういったところだと思っていらっしゃいますか?
「ゴールを決めることだと思います。自分はFWの選手なので、いつも毎日練習をしていて、自分たちの守備、ディフェンス陣にはすごく信頼を置いていますし、明日は無失点に抑えてくれると思うので、攻撃陣の自分たちがしっかりゴールを決めるところ、1点取られたとしても2点取るというところですね。そうすれば試合は勝てるので、ゴール、アシストというところは常に意識しながらやっていきたいと思います」

Q:浦和のCB2人は堅い印象がありますが、そこに対してはいかがでしょうか?
「そうですね。堅いですけど、堅いというイメージで臨まないので、自分のほうが良いところを出せるぞと強気でいきたいと思います。どんなに良い選手でも隙というのは絶対にあるので、そういった隙をしっかりと突いていきたいと思います」

◎森山公弥選手(福岡);
Q:初めて国立で練習をやってみて率直にどんな気持ちでしたか?
「ここで試合ができるというのが嬉しいと感じましたし、シンプルにデカいなというのは感じたので、距離感とか合わせて良い練習ができたと思います」

Q:どんなところを重点的に確認にしながら練習をされましたか?
「そんなに難しい練習はしていないので、本当にコンディションと体の動きとかを確認して良い感じに動いたので、試合には支障がないと感じました」

Q:明日、満員の観客の中でプレーするイメージは湧きましたか?
「正直あまりイメージはできていないですけど、明日ここに戻ってきた時にはたくさんの人が入りますけど、あまりプレッシャーを感じず、今まで通りに、やってきたことをやりたいと感じています」

Q:以前お話を伺った時に、後輩のユースの選手たちが頑張ってバトンをつないできてくれたとおっしゃっていました。明日は決勝の舞台に森山選手が立って優勝を目指すことになりますが、その想いを聞かせていただけますか?
「ジュニアユースのとはからアビスパのチームにいて、こうやってチームが歴史を変える瞬間にピッチにいられるというのはすごく嬉しいですし、試合に出てここまで繋いでくれたユースの子たちはもちろんですが、クラブ、ユース、それにに関わる人たちの気持ちも背負って戦いたいと思います」

Q:明日はたくさん福岡からもサポーターが応援に来てくれると思います。サポーターの方に向けて言葉をいただけますか?
「福岡から応援してくださる方も、国立競技場に来て下さる方も、全員の力が必要になると思うので、たくさんの応援をいただいて、自分たちも思いっ切りプレーします。また明日一緒に戦いましょう」

Q:浦和に対する印象はいかがですか?
「本当に堅いチームだと思います。でも、自分たちはどんなチームとやっても、変わらずにチャレンジ精神で戦うというか、チャレンジャーという気持ちでいつも臨んでいるので、そういった強い相手に対しても、しっかり入りから集中していきたいと思います」

[武丸善章=取材/中倉一志=構成/写真提供=写真AC]

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ