「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【選手コメント YBCルヴァンカップ第2節 福岡-FC東京】「勝てなかったことは非常に残念」/山下敬大/小川諒也

2022Jリーグ YBCルヴァンカップ 第2節
2022年3月2日(水)19:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/ 2,628人
結果:アビスパ福岡 1-0 FC東京
得点:[福岡]田中達也(22分)

◎山下敬大選手(FC東京);
Q:メンバーが少ない中でコンビネーションは十分ではなかったと思いますが、個人としてボックス内でどういう狙いを持って臨んだのか教えていただけますか?
「90分間通してシュートを打った回数が個人的にめちゃくちゃ少ないですし、ボールに関わるシーンというのがすごく少なかったので、苦しい状況ではありましたけれども、もっともっとやれることはあったのではないかと思います」

Q:福岡での試合ということで期するところもあったと思います。どのように気持ちで臨まれたのでしょうか?
「地元ということはあるんですけれども、FC東京の選手としてデビュー戦でしたし、この一戦にかける想いというものを強く持っていたので、勝てなかったことは非常に残念に思っています」

Q:チームとしてリーグ戦の川崎戦を含めて、ボールは握っているけれども最後のところが決まらないというのが共通の課題になっています。ここのところはどのように感じていらっしゃいますか?
「選手一人ひとりがゴール前でのクオリティを上げるしかないなと思っています。ポジショナルプレーでボールを大事にするということをチームは大事にしているんですけれども、何のためにそうしているかと言えばゴールを決めるためだと思っているので、もっともっとそこにフォーカスして、ゴールを取るためにみんなでやっていかなくてはいけないと思っています」

Q:今日は大変難しい中で試合に入っていったと思うんですけれども、メンバーの中で何か声をかけていたことなどはありますでしょうか?
「おっしゃる通りで本当に難しい状況の中での試合でしたけれども、選手一人ひとり、スタッフも含めて、ピッチに立ったらそれは言い訳にならないと思っているし、FC東京を代表して試合に出て戦っているので、合わせる時間は少なかったにせよ、自分たちがキャンプから積み上げてきたものを体現しようというふうに話していました」

Q:中断が入ってしまったということで、積み上げること、キャンプで積み上げてきたものを再現することという部分で、どうしても、なかなか思うようにできないというところが多かったのでしょうか?
「そうですね。正直、体力面も、コンデイション面も難しいところはありました。けれども、これから陽性判定を受けた選手が続々と戻ってきますから、またチームとしていい方向に向いていけるように、全体でやっていければいいと思っています」

◎小川諒也選手(FC東京);
Q:メンバーがそうとう限られている中で久しぶりのCBでした。どんなところに意識を置いて試合に入られたのでしょうか?
「久しぶりというか、公式戦では初めてではないかというくらいでCBをやらせてもらったんですけれども、あまり準備する時間というのはなかったですし、このメンバーでやるというのもあまりなかったので、とにかく声を掛け合うということと、自分たちのコンデイション自体が上がっていないので、コンディションを上げていくということも意識しながらやっていました」

Q:ただ、思った以上に動けていましたし、やろうとしていたサッカーができた面もあると思います。その辺の感触はいかがですか?
「今日は若い選手も多く出場していて、その中で、できてない部分と、できている部分があったと思いますが、できている部分というのがすごく多かったですし、全員が戻ってきたとしても絡めるような活躍、自分たちもやれるというところを見せてくれたと思います」

Q:結果として1失点で済んだとも言えますが、リーグ戦に続いて1点が奪えなかったという面もあります。この課題について、どのように考えますか?
「チャンス自体は0ではないですし、今日も含めて川崎戦でもチャンスは作れていたと思います。その中で決めきる力、決定力を上げていかないと『内容は良かったけど、勝ちきれなかったね』という試合になってしまうので、しっかり決めていくところを決めていかないといけないと思います」

Q:FKで非常に惜しいシーンがありました。感触としてはいかがでしたか?
「今日のキック自体は、FKを含めCKも悪くはなかったと思いますが、結局、それが得点になっていないというのが現状だと思いますし、その精度というものをもっともっと高めていかないといけないと思います」

Q:今日は若手の選手、高校在学中の安部選手も出場しました。そういった選手たちをまとめていくという部分で、何か声をかけたようなことはありましたか?
「今日は10代の選手が多くいたり、自分よりも若い選手が何人もいたので、そこに声をかけたりというのはしていましたし、できれば交代で入ってくる選手に勝っている状態で出させてあげたかったですけれども、そこができなかったのが残念です」

Q:具体的にどんな言葉をかけていたのでしょうか?
「荒井悠汰が後半から入ってくる時には、どんどん自分のプレーを出していけというふうには言っていましたし、ドリブルが得意な選手なので、周りに気を遣ってパスをしなくてもいいからと言っていました」

Q:まだ2試合目でこれから選手が復帰してくる中なので、一概には今後とは比較しにくいかもしれませんが、アルベル監督のサッカーをやっていく中で、今日の福岡さんのようにディフェンスをがっちり固めてくる相手をどのように崩すのかというのが課題ではないかと感じていました。その点で何か見えた部分というものはありましたか?
「自分たちがやるサッカーを貫いていたら、ああやってしっかり守ってくるチームというのは出てくると思いますし、アタッキングサードの精度、相手陣地の3分の1のところで少しパスがずれたりして取られることというのが多いので、シュートもそうですけれども、ラストパスのところでも精度を上げていかないといけないかなと思います」

Q:最後の方で出て来た梶浦選手がやっていたように、いい位置に入り込んでサイドを破っていくという部分も見られたと思います。そういったところはうまくいっていたと見ていいのでしょうか?
「そうですね。いい部分というのも今日はたくさんあったと思います。ただ、そこからは自分たちのアイデアと連携のすり合わせだと思うので、そこの部分がうまくはまっていけば得点にもつながるかなと思っています」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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