【石井紘人コラム】日本の審判団のレベルを上げるためには?
チリやコロンビア、ボリビア。そこで行われているフットボールは、南米の強豪国であるブラジルやアルゼンチンに勝つために、使えるものは全て使うというものだ。たとえば、立ち上がりに相手のエースにガツンとスライディングを浴びせる。当然、懲戒罰だが、彼らは“ファウルなの?普通のプレーだよ”と主張する。色をレッドから、イエローに落とすために、審判団の前で“演じ切る”。ここで、レッドを出せないと、試合はどんどん荒れていく。が、立ち上がりのプレーにレッドを出す強さは、そう簡単に身につくものではない。さらにいえば、最初にレッドを出し、その後の基準が決まり、選手たちがファウルを繰り返したとする。審判団は基準を変えられない。当然、ファウルばかりの試合になる。すると今度は、スタジアムにいる観客が審判団にブーイングを浴びせる。観客のリアクションに惑わされない強さも必要になる。
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