石井紘人のFootball Referee Journal

2011J1第23節 川崎×名古屋 扇谷主審評

■主審:扇谷健司

採点:1

 

「(審判も)含んでのサッカーだと思っています。長くサッカーに携わってきたものですから、そう思っています。ですから、このチームを率いてから、選手にはジャッジのせいにするなと言っていました」

恨み言ひとつ言わない相馬監督の姿勢。その言葉通り、微妙な判定で退場になった田中裕も、主審に食って掛かることなく、チームとしても受け入れ最後までサッカーに専念した。

そんな川崎の姿勢を無駄にしないためにも、審判も含めてのサッカーならば、レフェリングもしっかり分析するべきではないだろうか。

2分、ケネディ、さらに闘莉王へのファウルをしっかりとる。6分の闘莉王のハンドもしっかりと見極める。17分、小川の足にスライディングタックルした田中裕に警告。
フィフティな判定もあったが、選手たちは扇谷主審の基準を理解したのか、ファウルを貰おうとすることがない。試合はタフな攻防となる。

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