【サッカー人気1位】マチェイ・スコルジャ監督「非常に難しい試合だった ホーム5…

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宇都宮徹壱ウェブマガジン「ただ今準備中!」1月前半戦(編集部・森衿子)

 あけましておめでとうございます。昨年も宇都宮徹壱WMをご愛読いただき、誠にありがとうございました。皆さんからの応援が、宇都宮の執筆の原動力となっていることは言うまでもありません。今年も変わらずご愛読賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 昨年の元旦、帰省している人々も多い中、能登半島地震が発生。刻々と伝わる惨状に深い悲しみ、もどかしさが募る年頭となりました。しかし、その困難の中で「サッカーの力」が人々を動かす象徴的なイベントが開催されます。それが、4月20日に金沢ゴーゴーカレースタジアムで開催された「令和6年能登半島地震復興応援チャリティーマッチ」でした。

 この試合を発起した小島潔さんは、サッカーを通じ、多くの人々をつなぐきっかけを作り、復興への希望を与えてくれました。しかし、残念ながら、小島さんは昨年12月にお亡くなりになりました。現在、WMでは追悼の気持ちを込めて、小島さんのインタビュー記事を無料公開しています。

 サッカーというスポーツは、単なる競技以上の力を持っています。それは、世界と私たちをつなぐ窓となり、時に社会を映し出す鏡ともなります。2013年製作の映画『それでも僕は帰る シリア 若者たちが求め続けたふるさと』をご存じでしょうか。

 この映画は、元シリアユース代表のゴールキーパー、バセットが民主化運動のリーダーへと転身した姿を描いています。そして昨年末、彼の故郷シリアで10年以上続いたアサド政権が崩壊しました。この出来事は、サッカーと社会が密接に結びつき、変革をもたらし得ることを改めて教えてくれます。

 もちろん、サッカーの楽しみ方は人それぞれです。目の前の勝ち負けに一喜一憂するのもまた一興。しかし、サッカーという「文化的営み」に参加することで、私たちは個々の枠を越え、喜びも悲しみも分かち合うことができます。

 ピッチの内外で、選手、試合を支える人々、マスコット、そしてサポーター・ファンがつながり合い、地域から世界へと拡がることができるコミュニケーション、ダイナミズムこそが「サッカーの力」だと実感しています。

 宇都宮徹壱の最前戦であるWMは、サッカーを世に伝え続ける「主戦場」でもあり、「サッカーの力」を試す「実験場」でもあります。そんなWMを今年も内側からアシストしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 それでは1月前半戦の予告です。

 第1週は、ベストマスコット賞のエントリー選考会の模様をお届け。審査委員長のだじゅうるさん、そして能田達規さん、まどりさん、そして宇都宮の4名によるプレゼンと合議の模様をダイジェストで再現します。果たして、今回の12のマスコットはどのような理由から選ばれたのでしょうか?

 1月3日より、ベストマスコット賞の投票がスタートしました。ぜひ投票の前にお読みいただき、参考にしていただければ幸いです。なお、投票はWM会員とタグマ!サッカーパック会員限定で、投票期間は23日までです。ご入会がまだの方は、この機会に入会をご検討ください。会員になれば過去記事のアーカイブも読み放題ですよ!

 また、ベストマスコット賞の発表は、2月8日に開催される「2025WMマスコットを語り尽くす!」にて行います。今年はFUJIFILM SUPER CUPの試合終了後に開催しますので、チケットのご購入はどうぞお早めに。遠方の方はライブ配信チケットのご用意もあります。オンラインで一緒に盛り上がりましょう!

 第2週は、昇格クラブにフォーカスするシリーズの第1弾。カターレ富山の左伴繁雄社長、そして高知ユナイテッドSCの山本志穂美社長による異色対談をお届けします。J2昇格プレーオフを突破した富山、そしてJ3・JFL入れ替え戦を制した高知。両クラブは、いずれもJ2とJ3の「20番目のクラブ」となります。厳しい新シーズンを迎えるにあたって、両社長が胸に秘めている覚悟と戦略を大いに語っていただきました。

 最後に宇都宮の新年はというと、今年の元日は現場取材がなく、始動は25日に広島で開催される皇后杯決勝となる予定です。

 その前に1月10日は徹壱塾第2期の第1回講義。おかげさまで第2期も無事にスタートすることができそうです。気になる方は随時更新される宇都宮のnoteをご覧ください。また11日の21時からは、WM会員限定での「新年会」をオンラインにて開催します。お時間が合う方はぜひ、こちらをご覧の上、参加希望のメールをお送りください!

 年末年始のお休みが9連休だった方は、ちょっと気も身体も重い月曜日ですが、巳年は蛇が脱皮することから「再生と変化の年」とも言われています。2025年が皆さまにとって再生と変化を楽しめる一年でありますように。

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