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宇都宮徹壱ウェブマガジン

新元号発表、平成最後の花見、そして岡崎取材 4月1日(月)~7日(日)

4月1日(月)晴れのちくもり、一時小雨@東京

 6時30分起床。今日から新しい1週間、そして新年度であり、新元号発表の日でもある。実は毎年、この日はいささか憂鬱に思うことがある。SNSでつまらないエイプリルフールネタを披露して、滑りまくっている自覚のない人が一定数見受けられるからだ。ご本人は悦にっているのだろうが、フェイクニュースが跋扈する今の時代は文字通り洒落にならない。頭の固い人間に思われるだろうが、こう思うのは私だけではないのではないか。

 朝食後、カミさんを送り出してから、TVをちら見しつつ先週の日記をまとめる。NHKの朝のニュースはレポーターの顔ぶれが一部新しくなり、新しい朝の連ドラ『なつぞら』が始まった。舞台は北海道の十勝。今年の夏には、十勝スカイアースの試合を観に行きたいものだ。ドラマが終わると、以降はずっと新元号に関する特番。平成が発表された89年1月7日とは異なり、「今か、今か」の祝賀モードである。

 11時40分、菅官房長官が新元号の「令和」を発表。典拠は万葉集なのだそうだ。思っていたほど残念さは感じられない。むしろ元号で初めて使われた「令」の文字には新しい時代へのほのかな期待さえ感じられる。しかしそのあとの「和」は、昭和の残滓を想起させて、思い切り逆のベクトルに働いているのではないか。東京五輪や大阪関西万博に続く「昭和の模倣」のように、私には思えてならなかった。

 12時に外出。特に用事があるわけではなかったが、TVやネットから流れてくる新元号の祝祭モードをいったん切断したかった。吉祥寺に出て、LOFTで買い物をしてから昼食を摂って、いつものカフェで執筆ともろもろ連絡事項。先週末からの懸案事項がひとつクリアになったので、ほっとする。井の頭公園で少し桜を楽しんで、今晩の食材を購入してから16時に帰宅。

 その後はWMにて今週掲載の「わが平成史」を執筆、さらに大学の講義で使用するパワーポイントの作成を再開する。カミさん、20時30分に帰宅。夕食は餃子と青梗菜の中華スープを赤ワインと共に。元号の話題になったので、ウィキペディアで過去の元号をおさらいしてみると、白薙(はくち)と朱鳥(しゅちょう)の間の32年間、そして朱鳥と大宝の間の15年間は元号が定められていないことを初めて知った。

 この日記を書いている時点で、まだ「令和」は一発変換できない。この元号に慣れるのと、どちらが先になるだろうか。いずれにせよ、残り少なくなった平成時代を悔いなく生きるようにしたい。午前0時15分就寝。

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