【無料記事】喜びなき大量得点 いわきFC9−0FCアルカトラズ(2017年10月1日@いわきFCフィールド)
10月最初の週末は『フットボール批評』の取材で、いわきFCのホームゲームを訪れた。彼らは現在、福島県1部の所属。ここまでリーグ戦全勝、得点57/失点ゼロという圧倒的な強さを見せている。今年の天皇杯では、2回戦で北海道コンサドーレ札幌に逆転勝利し、全国メディアからも注目を集めたいわきFC。県1部では、どんなプレーを見せるのだろうか?
- いわきサポによると、最近は「2桁ゴールでないとちょっと不満」なのだそうだ。
- 試合前のいわきの選手たち。必要以上の負荷をかけて追い込んでいるように見える。
- 今日の対戦相手は現在3位のFCアルカトラズ。いわきの選手との体格差は明らかだ。
- 試合開始59秒、飯干雄斗(24)のゴールでいわきが先制。今日も2桁コースだろうか?
- 背景に見えるのはクラブハウス。3階はカフェになっていて時々ボールが飛び込んでくる。
- 41分で前半終了のホイッスル。なんと県1部は40分ハーフであった。この時点で5−0。
- 後半10分、飯干がハットトリックを達成。しかしまったく喜ぶ様子は見られない。
- 9点目を決めた高柳昴平(11)もハットトリック。だが、こちらも「当然」という表情。
- その後はシュートミスが目立ち、結局9−0で終了。サポーターの盛り上がりも今ひとつ?
- ストレッチをする選手たち。背景左に彼らの職場である、ドームいわきベースが見える。
試合後、田村雄三監督は、この試合について「しっかり負荷をかけることができた」と一定の評価を示した。そう、彼らにとって県リーグは「負荷をかける場」でしかない。選手がゴールにいちいち喜ばないのも当然であった。そして彼らの視線の向こう側には、10月14日から福井で開催される全社が、さらには地域CLがある。今回の取材の成果は、次号の『フットボール批評』で詳細にレポートする予定なので、ご期待いただきたい。
<この稿、了>