【コラム】『リーグ戦正念場の中、遠征で過密日程と練習環境問題に対応するV・V長崎』 ~県内トッププロがリーグ戦中に、遠征を余儀なくされる環境を考える~
シーズンの山場へ向かう10月、昨年に続いて再びV・ファーレン長崎は、ホームグラウンドである諫早市サッカー場を離れて遠征に入ることになった。

リーグ5連戦中のアウェイ4連戦を迎えるV・ファーレン長崎
夏芝と冬芝を入れ替えるオーバーシードは、天然芝のグラウンドにとって避けられない作業だ。どのクラブでも行われていることだし、2014シーズンに天然芝の専用練習場を確保して以来、V・ファーレンでもこの問題は毎年起こっていた。
以前は、関係先と早くから調整を重ねて準備することで、練習場が使えない期間を2週間弱の期間に抑え、県内ミニキャンプや、アウェイゲームを考慮してのスケジュール調整で対応を続けてきた。

2017シーズン10月。この時期は毎年オーバーシード中だった。写っているのは練習参加したまだ大学生だった新里涼選手
だが昨年は、芝の品質管理上の問題と、夏場の日照不足により芝育成が不十分だったこと、スタッフが大きく入れ替わったことによる情報不足などで例年の倍近い1カ月月間を要することとなった。今年は、昨年の反省を生かしたものの、それでも再びチームは2週間以上、ホームを離れて他県でトレーニングを行う。
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