長崎サッカーマガジン「ViSta」

【J2第21節:京都vs.長崎】プレビュー:~厚みのある攻撃と堅守復活でリーグ前半戦を締めくくれるか~

▼『堅守復活を目指す』

呉屋大翔を起爆剤として、リーグ序盤の課題だった『得点力不足』を克服した長崎は、現在、『守備力』という次なる課題に直面している。6月の1試合平均失点数は2。これは好調だった5月の2倍で、今季ワーストの数字である。この点について手倉森誠監督は以下のように指摘する。

「人数が揃っている状態で失点している。そこ(自分が守備に戻るべき位置)に居さえすれば良いという安直な守備だからやられる。自分ら(の守るべき)ポジションから釣り出されて、相手にかわされたときにどう耐えるのか、誰がカバーやマークをするのかという部分がぼやけてきている」

手倉森監督は京都について「琉球と同じように攻撃に重きを置いた」タイプのチームだと分析している。前節の琉球戦で長崎は、3得点を奪ったもののその後に2失点を喫し、守備力という課題がまだ克服できていないことを露呈してしまった。それから1週間。琉球と同じタイプの京都相手に堅守復活への修正点を見せられるか。京都戦の勝敗はそこにかかっている。

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