長崎サッカーマガジン「ViSta」

【天皇杯2回戦:長崎vs高知】レビュー ~あわやの泥沼展開。120%を出した高知に長崎が薄氷の勝利~

▼『思わぬ泥沼』

極論を承知で言えば、天皇杯の1・2回戦の主役は下部カテゴリーのチームたちである。リーグ戦の合間に戦うスケジュールの都合、平日開催による集客の問題、対戦相手とのカテゴリの差などのため、Jリーグクラブの多くが普段と違うメンバーで戦うのに対して、下部カテゴリーのチームは総力をあげて挑んでくる。

戦力で劣るチームが、巨大なプロに玉砕覚悟でぶち当たる。そんなドラマを期待する人は多いし、メディア室にもジャイアントキリングを期待するような記者もいたりする。そんな中で、受けて立つ側のクラブが、思わぬ泥沼に入り込むことなく勝つことは簡単に見えるようで難しい。

ホームのトラスタで行なわれた高知ユナイテッドSC戦は、その難しさをまざまざと見せつけるものとなった。

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