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【YBC ルヴァン杯 GS第4節:長崎vs札幌】レビュー ~49分の試練。足りない31分を埋めるモノ~

▼『事実上、49分で決着した試合』
1-5とされた中、「こういうプレーで前線からチームを鼓舞していくしかない」という一念で、札幌のGK菅野孝憲の蹴ったボールに食らいつき追撃の狼煙となるゴールを挙げた畑潤基の気迫は素晴らしかった。敵将ペトロビッチ監督も賞賛し、手倉森監督も「コレクティブに複数の選手が絡むコンビネーション。日本人らしい崩し」と最大限に評価した3点目のゴールも素晴らしかった。前半から積極的に走っていったイ ジョンホ、復帰戦となった髙杉亮太、1点目となるPKを獲得した翁長聖など、選手たちもそれぞれ懸命に戦っていた。

それでも試合は事実上、49分で決着した。

だからこそ、前回のルヴァン杯で長崎と対戦したときは無失点だったにもかかわらず「私が札幌へ来てから一番悪い試合」と不満を示したペトロビッチ監督は、3失点を問題視しなかった。

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