長崎サッカーマガジン「ViSta」

【コラム】第69回 長崎県高総体 サッカー競技

⇒PDFファイルはこちら

先日、『平成29年度 第69回 長崎県高等学校総合体育大会』(高総体)サッカー競技の組み合わせが発表された。6月3日の1回戦を皮切りに55校が優勝を目指すことになる。

優勝候補をあげるとすれば、やはり長崎総合科学大学附属高校(長崎総科大附属)だ。昨年の選手権出場チームであり、今年も1月に行なわれた新人戦県大会に優勝。2月の九州新人戦でも主力の1人である安藤瑞季を欠きながら優勝するなど実績は十分。九州プリンスリーグでも上位を争う戦いを続けており、チーム力だけでなく選手層・レベル共に県内では頭一つ抜け出た存在だ。あえて死角をあげるとすれば、この時期の長崎総科大附属は、まだ起用や組み合わせが固まりきっていない点がり、調子に波があることだろう。予想外にこう着戦となったとき、焦りから自滅せずに戦えるか・・そういう意味で長崎総科大附属にとって優勝するために超えなければならない最大の敵は、自身のメンタルとなりそうだ。

長崎総科大附属の次に入りそうなのが新人戦県大会準優勝の長崎南山、同じくベスト4の長崎日大と鎮西高校、現在、長崎県1部リーグで全勝のまま首位に立つ創成館といったところ。これに名門である海星高校や国見高校あたりが追う形だろう。今大会を最後に引退する3年生も多い高総体。悔いが残らない戦いを期待したい。今大会は決勝戦以外が全て長崎市内で行なわれるため、長崎市内に住む方には観戦がしやすいと思うので、時間がある方は是非観戦に行かれてはどうだろうか。

reported by 藤原裕久

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ