「熊本地震」によせて~やるべき時にできることを考えて~
「熊本地震」が起きて10日ほどが経つ。隣県の被害ということで、県外の多くの方から安否確認などの連絡をいただいたが、長崎…特に僕が住む長崎市では大きな被害はなく、報道がなければ、何事もない日常が続いているように錯覚してしまいそうだ。だが、まぎれもなく、この震災は僕らの身近で起こっている。
「熊本地震」後、何度か練習場で取材をしながら丹治祥庸強化部長と話をした。子どもが少し揺れただけで怖がるという話をすると「大人の俺でもまだ怖いよ。・・今でもトラウマだから」。丹治強化部長は東日本大震災の被災者だ。やはりその言葉には伝わってくるものがある。「長いスパンが重要なんだよ、支援はさ。今はまだプロが動いている時期だから、今すぐ俺たちにできることは限られているし、大きな力にはならないかもだけど、これから必ずやるべき時が来る。その時にできることをさ、みんなで一緒に考えていこうよ」それが体験者の思いなのだろう。
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