KAGOSHIMA SOCCER MAGAZINE“カゴサカ☆”

【1/27 鹿児島ユナイテッドFC キャンプ7日目レポート&選手・監督インタビュー】

【1/27 鹿児島ユナイテッドFC キャンプ7日目選手・監督インタビュー⚽️】

2024.1.27
キャンプ7日目 いぶすきフットボールパーク

いよいよ指宿キャンプも残り2日となった。

指宿キャンプの大きなテーマについて大島監督は“プレーモデルの浸透”を挙げている。昨日はゲーム形式で実践に近いスタイルでのトレーニングだったが、今日は主にリラックスという部分とプレーに対しての意識づけや、“質”にこだわった考え方など大切な芯の部分に焦点を当ててトレーニングを行っていた。

今日の午前練習後の、大島康明監督、野嶽寛也選手、田中渉選手のコメントをご紹介します。

明日のFC今治とのトレーニングマッチについてや、キャンプで気がついた選手の意外な一面のお話など伺いました。

【大島康明監督】

Q.指宿キャンプも残り1日となる中で、明日のトレーニングマッチに向けて思い描くものがありますか?

このゲームに向けてということはほとんど考えていません。今治さんに対して、ということは全くやっていませんが、ただチームとしてこのキャンプで作るべきものは“自分たちのプレーモデル”の浸透なので、やってきたものをどれぐらい出せるか、この疲労感の中でどれぐらい頭が働くかというところが大事になってくるかなと思います。

 

Q.キャンプのメニューをこなす中で、選手たちはそれぞれのメニューが終わる度に、手をつくくらいゼイゼイ言っていたのに、監督がまだいけるんじゃないですか?と言っていて、監督の・・意外な一面を見た気がしました。

 

いやいやいや。なんか元気なんですよ。疲労感は確実にありますし、頭もかなり使わせてますので疲れてるんですけど、練習終わると元気になるから、なんだまだいけるのかなっていつも思っちゃいます。

 

Q.でもそういう姿見せてくれると楽しいですね。

 

そうですね、やっぱり彼らと一緒にトレーニングするのはすごく楽しいですし、そういう姿を見て楽しいですねって言ってもらえるっていうことは本当に嬉しいことだし、彼らが作り出している空気が素晴らしいかなと思います。

 

Q.今日のミニゲームは7対7でやっていたと思いますが、あの時も選手たちは本当に少年のような様子でした。そういうところを監督はどういった目線で見てらっしゃるんですか?

 

今日はリラックスなんですけども、選手たちが楽しみ方をどう楽しむか。要は質を楽しんでいるのか、ミスで笑っているのかっていうものはチームの状態を測るにはすごく見やすくて。自分自身は質を楽しむ集団、リラックスした状態でやってもそうでなくても、質を常に楽しめる集団でいようとは選手に発信していますので、そういった意味では良いプレーが出た時にすごい盛り上がるっていうのは良かったのかなと思います。

 

Q.今日の練習の中で言うと、中3人が縦にボールが入った時にグッとスイッチを入れるというトレーニングをされていましたが、どういった意図ですか?

 

意識づけですね。パスの質だとかタイミングというところはありますけども、3人のポジションとか何をやるとは自分は伝えていなくて、チームの原則がある中のものを、どの目線で目印を持っていくかっていうのを合わせるという。今日はあそことクロス、フィニッシュだけがすごくトレーニング要素があるもので、それ以外はリラックスだったんですけども、こうやるっていうものを作らない中で、選手たちと合わせていくというものの擦り込みですね。

 

Q.シュート練習の中で、例えば井林選手の打点の高さだったりとか、ゴールの四隅にしっかり打ち分けるところに感心しました。監督の目線からもそういう+な面は日々感じていらっしゃいますか?

 

それはもちろん日々ポジティブなものを見つけたいと思うので、そういうところは感じますし、キャンプ前に喜入で同じ練習を一回やったんですけど、その時は全然クロスが合わなかったんです。今日は割と合ってたので、だいぶ筋肉自体も起きてきて、精度が伴ってきたのかなと思います。さらにそこから成長して、質を上げていければなと思います。

 

Q.いよいよ明日で指宿キャンプも終了となります。開幕はもう少し先で、仕上がり、という話にはまだならないと思いますけど、思い描いていたやりたいことをできた時間ではありましたか?

 

そうですね。一つの自陣の守備以外はできたかなと思います。自陣の守備まで行きたかったんですけども、少しビルドアップのところで3歩進んで2歩下がったりとかいうのがあったので、そこはまたユニータに戻ってやるという形ですけど、トータル的に見れば非常に良い時間を過ごせたかなと思います。

 

Q.明日何本かゲームをやる中でどういったまとまり、どういった締めができればいいないうのがありますか?

 

体のきつい状況の中で、キャンプ前も含めて自分たちがトライしてきたものを、どれだけ選手たちが自分たち同士の相手じゃなくて、全然違う対外の相手に対してできるかっていうところが、良いものがたくさん出ればより良かったキャンプになるのかなと思います。

【野嶽寛也選手】

Q.昨シーズン途中から主に左サイドバック起用でした。今回キャンプから、今年のユナイテッドの戦い方という意味も含めて、かなり野嶽寛也という選手の持っている資質というのが生きる形だと感じています。オフ期間からどの様にここに向けてやってきましたか?

 

そうですね、僕として初めてシーズン通して出場したシーズンだったので、体を休める期間はしっかり作って、と同時にやっぱりJ2という舞台なので、やっぱり体も強化していかないといけないというので、意識的には鍛えるところだったり、持久力的なところだったりというのはやりながら、いい感じでキャンプ前からキャンプにかけて、入れていると思います。

 

Q.左の一番後ろからチームを見て組み立てて、時には一番前まで上がって、というあのイメージというのはどんどん深まってきていますか?

 

そうですね、去年の夏、初めてだったのでいろいろ手探りで、毎試合すぐ来るのでそんなに考える余裕もなく、自分なりにコーチと話してやりながら、戦術とかそういう頭で考える部分を整理できたのが大きかったんじゃないかなと思います。

 

Q.今年もそこのポジションをまず軸として入っていくと思うんですけど、今シーズンどういう入り方がしたいというイメージですか?

 

やっぱり一個レベルが上がった中で、去年できてたものが発揮できるのかというところだったり、よりそれにプラスアルファして自分の良さを出してチームが勝つことが一番なので、いろいろ試されることが多いと思うんですけど、そこで課題だったりを自分で修正しながら、一試合一試合やっていければいいかなと思います。

 

Q.今年のチームはみなさんすごくテンション高いなと感じましたが、中にいてテンション高いなって感じはありますか?

 

いやー、どうですかね?いつもこんな感じなんで。でもやっぱり練習になったら、なんか締まる感じがあります。それも含めて、こういうチームなんじゃないかなって思います。

 

Q.キャンプの中で見つけたチームメイトの意外な一面などエピソードはありますか?

 

意外な一面?(鈴木)翔大さん!? いびきかきます。あのイケメンが。

いつもは気付かなかったんですけど、昨日は気付いたんです。で、それを本人に言ったら、「発動したか。ついに。」って言ってました。(笑)

 

Q.明日いよいよ今治とのトレーニングマッチですが、どんなプレーを見せたいですか?

 

キャンプ前からキャンプにかけて、おーしさん(大島監督)が落とし込んできたところというものを、まずチャレンジすることが最優先だと思うので、そこで出た課題を開幕に向けて修正していくと思うので、まずはチームがやることをプラス、自分が去年からかけてやって来た自分なりのサイドバック像とうまくかけ合わせながら、さらに結果にもこだわりながらやりたいなと思います。

 

Q.戦い方は、去年のやり方あった中で、個々の質とか強さを上げていくっていうようなイメージですか?

 

考え方っていうのは変わらないと思います。そこのところは練習でも結構やっていますけど、ゴール前の質とか、守備だったら半歩を寄せるとか、そういう強度も高めていくっていうところですかね。

【田中渉選手】

Q.だいぶチームに馴染んでいますね!

 

そうですね、結構馴染んできてると思います

 

Q.入団会見ではすごくシャイなんだみたいなことを話していたので・・・

 

最初はハードルが高いみたいな感じがありましたけど、チームメイトがみんなとてもいい人だなと思って、話しやすくなりました。

 

Q.同い年もいるんですね?

 

同い年多いですね、4人か。

 

Q.仲良しですか?

 

はい、仲良しです。

 

Q.キャンプもいよいよ終盤で7日目となりましたが、キャンプを通してどんなことを習得できましたか?

 

強度の高い練習が続いていたので、そこの部分でチーム全体として求めることだったり、質の部分というのは本当に高められていると思うので、それを明日の試合で発揮できればいいと思います。

 

Q.今治とのトレーニングマッチでは、どんなところをアピールしていきたいですか?

 

やっぱり攻撃の部分で起点になって、僕自身の得点だったりアシストするというところは見せていきたいと思います。

 

Q.改めて、田中選手のストロングポイントを教えてください。

 

攻撃の部分のアイディアだったり、スルーパスだったり、得点に絡むプレーというところを見てほしいです。

 

Q.キャンプでは寝食を共にしてのトレーニングで、かなり選手の距離も近づいたと思いますが、この鹿児島のチームのことをどう感じていますか?

 

本当にみんないい人ばかりで、加入当初は昔からやってた選手とかがいなかったんですけど、それでもうまく馴染めているので本当にみんな温かいなと思います。

 

Q.田中選手の中で鹿児島のサッカーどんな印象ですか?

 

すごく攻撃的なサッカーです。守備も攻撃もどちらも自分たちからアクションを起こすサッカーだと感じていて、その部分で自分のプレースタイルにマッチする部分はあります。そこをもっともっとチームと連携を含めていければいいなと思います。

 

Q.キャンプで知ったチームメイトの「この人こんな一面があるの?」みたいな面白いエピソードはありますか?

 

ヒサ(西堂選手)はいつも朝早くから超音波とかしていて。結構見た目に反してちゃんと体に気を使っているんだなと。体とか食事もですけど、結構しっかりしているので、そういうところは自分も真似するじゃないですけど、参考にしていくところだと思うのでいろいろ吸収していけたらと思います。

 

 

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