【無料記事】【記者会見 J1第15節 福岡-C大阪】「選手たちが自分の役割を全うしてくれたことが勝点3に繋がった」/小菊昭雄
2024明治安田生命J1リーグ 第15節
日時:2024年5月18日(土)16:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/9,327人
結果:アビスパ福岡 0-3 セレッソ大阪
得点:[C大阪]レオ セアラ(9分)、田中駿汰(29分)、為田大貴(90+7分)
◎小菊昭雄監督(C大阪);
Q:試合を振り返って
「約1ヶ月、いいスタートを切りながら、この1ヶ月はなかなか勝点3を積み上げることができなくて、非常にチームとしても厳しい状況が続いてたんですけれども、もう今日はとにかく勝点3、ここにフォーカスして臨みました。その中で、選手は常に前向きにトレーニングに励んでくれていましたし、この1ヶ月も常にいい雰囲気でトレーニングが変わらずできていたことが今日の勝利に繋がったと思いますし、今日は少し相手の強み、ウィークポイントを理解した中で、また私達のここ最近の課題も踏まえて、少し戦い方を変えていきました。
そういった中で、時間はすごく短かったんですけれども、選手たちはトレーニング、そしてミーティングで、しっかりと自分の役割、ゲームプランを全うしてくれたことも、今日の勝点3に繋がったというふうに思っています。
私達の目標は『今シーズンの優勝』ですので、この苦しい1ヶ月も、やはり学びは非常に大きなものがありました。そのことで得たこともありますし、この学びを私達の目標に繋げていきたいなというふうに思っています」
Q:意識の部分と戦い方の部分で二つお伺いします。まず一つ目の意識の部分で、前半の2点はどちらもセットプレー絡みでしたが、それに至る流れも含めて、かなりシュートの意識、縦への意識の部分が出ていたと思います。その辺りの入りの部分を聞かせていただいていいでしょうか?
「今おっしゃった通り、入りのところは相手のスタイルも含めて、またここ最近の私達の課題も含めて、まずしっかりと押し込む、そして私達はボールを握れてはいたんですけれども少しシュートが少ない、逆にやりきれずにカウンターを受ける、そういった課題もありましたので、もう思い切って大胆にシュートで終える。攻撃はとにかくやりきる。そういったところを徹底して入った中で、リスタートを取れたのも思い切ったルーカスのシュート、そしてそこからのカウンタープレス。本当にゲームプラン通りに選手たちが全うしてくれたというふうに思っています」
Q:次に戦い方のブ分ですが、今日の中盤を拝見すると、奥埜(博亮)選手が下がり目といいますか、相手のロングボールからのこぼれ球をかなり彼のところで拾っていたように見えました。その分、ブエノ選手が高い位置に出ていたように見えました。その辺りの今日の中盤の役割と働きについて聞かせていただけますか?
「守備の仕方も私達のここ最近の失点の仕方、先ほど申し上げたカウンターであったり、いい状況から失って攻め込まれて、コーナーキック、フリーキックを与えてリスタートからやられる。本当にその辺りのバランスも含めて、奥埜には今回は違うタスクを与えて、今まではアンカー、ワンボランチでやっていたんですけれども、今日はツーボランチ気味にして守備のタスクを彼に与えました」
Q:ブエノ選手も久々の先発でしたが、彼に今日期待した部分と、ジョルディ クルークス選手について、分かる範囲でどういう状態だったか教えてください。
「ブエノは、ここ最近はメンバー外も経験して彼の中でも非常につらい時期もあったと思うんですけれども、今の彼に足りないところ、特に守備のところ、そこは本当に毎日のトレーニングでしっかりと向き合って、ミーティングも含めて彼の今の課題を自分自身で乗り越えるんだという高い意識で毎日取り組んでくれている成果として、今日、本当に守備の面でも非常にチームに貢献してくれたと思いますし、たくさんできたことをフィードバックして、彼には更なる攻守の要として、いろんなタスクを与えていきたいなと思っています。ジョルディに関しては、まだメディカルスタッフと話せてないんで聞けてないんですけれども、重症ではないということで少し情報は入っています」
Q:香川真司選手が2戦連続でメンバーから外れていますが、お話しいただける範囲で彼の様子を教えてください。
「今はコンディション調整をしっかりとやっている状況です。しっかりとコンディションを100%に戻して、常々、日常が全てで、トレーニングで勝ち取った選手を起用するというところをシーズン最初のミーティングから言ってきていますので、彼も今はしっかりとコンディションを100にして、これからも連戦に備える準備をしているという状況です」
Q:欠場はコンディション不良によるものなのか、それとも純粋に日々の競争でというところなのか、どちらでしょうか?
「いろんなところで100%になっていない状況ですので、まずは100%にしてですね、そこから競争に入っていく、そういう状況でここ数日やっています。私もこちらの方に残っているので彼のプレーを見ることができていない状況なんですけれども、コーチングスタッフからは、彼のコンディション、またデータもしっかり送られてきていますので、非常に向こうで残ったメンバーで、競争しながらこの連戦に備えているという情報は入ってきています」
[中倉一志=取材・構成・写真]