【無料記事】リオ五輪サッカーブラジル戦:日本代表×ナイジェリア戦の判定基準もJリーグと同じ
リオデジャネイロ五輪サッカーが開幕した。開幕戦となったイラク×デンマーク戦はメキシコのセサル・アルトゥーロ・ラモスが割り当てられたが、開催国ブラジルの主審はジュネイト・チャキルではなく、スペインの異議に厳しいと言われるアントニオ・マテウ・ラホスが割り当てられた。
ラオス主審は、独特のゼスチャーでボールへの意図とプレーできているかを神経質にならず見極めていく。一方で、ボールにいかずに影響するものや危険なプレーはしっかりとファウルとする。42分が最たる例で、チャレンジの仕方が危険なため、しっかりとる。“ボールにいっているよ”と選手が不満をみせると、強い姿勢をみせ、選手も“分かったよ”と受け入れていた。この辺の表現力は欧米のレフェリーの強みである。
ラオス主審の南アフリカ代表ムマラへの警告二枚での退場の議論はFBRJにて記しているので置いて、リオ五輪の判定基準はというと、J1リーグの経験あるレフェリーと同じタフ基準である。その反面、グループステージは懲戒罰の幅が狭い傾向にある。そういった点から考察すると、カード基準は厳しいかもしれない。
日本の選手たちはタフにプレーすることを意識しつつ、懲戒罰には注意する必要がある。