石井紘人のFootball Referee Journal

【2014PR合宿取材記】上川徹、相樂亨、名木利幸

 

 

会議は増えたかな。合宿も、インストラクター時みたいにずっとはいられないから、今年は今日だけですね。でも、FIFAのアセッサーとかはやってますしね。まぁ、色々と大変ですけどね(笑)

 

 

石井:J3では、主審が副審も、副審が主審もやるのには人数が足りないということ以外にも狙いがあるんですか?

 

 

人数だけではなくて、目的はいくつかあって。主審を経験することで、副審を経験することで、互いの気持ちが分かる。J1J2は分けてはいるんですけど、JFLはそのようにしていました。J3は、(JFLより)もう少し高いレベルになりますけど、そこでも勉強して貰えればなと。J318人に絞って、主審とファーストの副審をやってもらいます。

 

 

石井:それと、判定の話ですが、PAの中と外で、主審が多少、判定の基準を変えることはあるのでしょうか?

 

 

日本だけでなくFIFAでも、基準は変えるべきではない。常に一貫性を持って、その判定を下すことによって、選手も気をつけてくる。おっしゃられていることはよく分かりますが、エリアの中と外で、基準を変えることはないです。

 

 

■名木利幸

 

―ご自身の体調面は如何ですか?

 

 

順調ですね。PRキャンプでもいい刺激を頂いて、勉強になることもおおいので、まだ上げていける感じかなと思います。

 

 

―ブラジルW杯で、一緒に組まれる相楽さんの良い所というのは?

 

 

なんですかね。百選練磨なんで、どんな状況にも耐えうるというか、ご自身のイメージを持ってやれていると思うので、そこは私自身も見習うところが多いですし、体を動かすとか走るとか止まるとか、ここに来ている皆さんの中でもトップクラスなんで、体の使い方、非常に参考になります。

 

 

―今回、初めて日本人だけの三人でW杯に臨むということで、どのような思いを持たれていますか?

 

 

本当に大変光栄なことだと思いますし、この場を与えて頂いた日本サッカーの方々に、与えて頂いたチャンス、世界のなかで発揮できるように務めたいと思います。

 

 

■相樂亨

 

―体調は如何ですか?

 

 

はい。毎年、例年通りのキャンプとかですね、自己調整とかもしてますので、順調に来ています。

 

 

―ペアというか、名木さんとやっていて、名木さんのいい所というのは?

 

 

やっぱり几帳面ですね。丁寧なラインコントロールと、丁寧な動きが名木さんの特徴なんじゃないかなと思います。で、名木さんだけじゃなくて、そこが日本人の一番良い所っていうか、特徴というか、世界にいっても通用するポイント。丁寧で几帳面でっていう所が世界でも通用する所ではないかなと思います。

 

 

―日本人三人でW杯に行くというのを改めてどのように感じますか?

 

 

前回は私と西村さんと韓国人の方でして、それはそれで三人のチームワークを上手く作れたんですけども、今回は日本人三人ということなので、さらにですね、日本人らしいコンビネーションを上手く出して、絶妙なコンビネーションだなっていうのを上手く出して行って、試合のコントロールに繋げていけたらなと。

 

 

―ブラジルで笛を吹くってことに特別な思いはありますか?

 

 

そうですね。サッカーの母国なので、サッカーやっていれば、一度はブラジルのW杯をみてみたいというのがあるなかで、そこで実際にピッチに立てるということは、特別なことだと思いますので、非常に楽しみにしているのは間違いないです。

 

 

―目標は何かお持ちですか?

 

 

目標はいつも通りに出来るようにっていうのと、その準備。それをもっていく、いつも通り出来るように。

 

 

―コンフェデでブラジル行かれてますよね?百戦錬磨の皆さんでも、ブラジルでジャッジするっていうのは、今までと違う感覚ですか?

 

 

そうですね。前回、コンフェデレーションズで、全てが準備できている状態ではない中で、ブラジルにいってきたんですけども、それでも十分、ブラジルの雰囲気っていうのは感じられましたし、それが今年、本番になった時のブラジルの熱気とかですね、雰囲気とかはですね、また違ったものになるであろうと予想していますので、そこは楽しみの一つです。(了)

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