川本梅花 フットボールタクティクス

【インタビュー】#岸田翔平「遠慮をしていたわけではない」【無料記事】J2第2節 #水戸ホーリーホック 3〇0 #栃木SC #mitohollyhock

岸田翔平「遠慮をしていたわけではない」

2019明治安田生命J2リーグ第2節
水戸ホーリーホック 3〇0 栃木SC
http://www.mito-hollyhock.net/games/12745/

――大分トリニータ時代もポジションは右サイドバック(SB)だね。大分に在籍していた昨季は、あまり試合出場がなかった。けれども、西村卓朗強化部長は、岸田選手のことを以前から高く評価していて、一昨季から獲得を希望していた。今季から水戸に加入してスタメンで出ている。自分の中で何か心の変化とかはあった?

岸田 試合に絡めるというのは、選手として、気持ちの中で充実感を得られます。やりがいというか。大分での選手生活が充実していなかったわけではないんですが、やっぱり、サッカー選手としてこれまで以上に燃える部分があります。水戸さんから話をもらって、西村強化部長さんと直接会って話をさせてもらった時に、自分の中で水戸のために何ができるのか、と考えました。自分の持っているものを出し切る。それがJ1昇格に貢献したことになればいい。そう思って水戸に来ました。だから、いままでとは気持ちが違っていて、「このチームで頑張ってやろう」という気持ちが強くあります。

――岸田選手のことを強化部長は「近代的なプレーヤーだ」と言っていた。フィジカルが強い。クロスも正確に上げられる。足も速い。そうした潜在的なものは優れている。そこから、チーム戦術を学べばもっと良くなると話していました。守備力があるとも言っていた。岸田選手は、守備に関していままでと違うと思うところはある?

岸田 いままでは3枚(3バック)のチームが多くて、4バックのチームは久しぶりでした。4バックでは前線との攻撃の絡みが3バックとは違います。守備に関しては、4バックでは、後ろの人数が少なくなるので、その点は不安材料でした。守備をしっかりやらないとゲームが締まらない。そして、どれだけ攻撃参加できるのかがポイントになります。実際にゴールを決めたりアシストを挙げたり、どれだけ前線と絡めるのか。そうしたプレーを伸ばしていきたいと思っています。せっかく声を掛けて呼んでもらったからには、チームにもっと貢献できるようになりたい。

――初戦のファジアーノ岡山戦[1〇0]の右サイドからのクロスで得点を演出したね。前半は攻撃参加できなかったけど、最初は遠慮していたの?

岸田 そんなことはありません。前半の時は、左サイドの方がスムーズに展開できていた。その時に、ゲームの中で流れがあるというか、いまは左の方がいいという考えがありました。そんな時は、むやみに「ボールをこっちによこせ」とは言わないです。左が(攻撃に)行けるんだったら行ってもらった方がいい。それで、自分の方は、いつでも攻撃に行ける準備をしておく。あの試合は、前半は右サイドにチャンスがなかった。後半は、結果に結び付けられたので、相手も右のイメージがなくて、1つのチャンスでもものにできるんだと思います。

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