【無料記事】Jリーグワールドチャレンジ2017 浦和レッズ2−3ボルシア・ドルトムント(2017年7月15日@埼スタ)
7月の3連休初日、欧州の強豪クラブを招いてJクラブと対戦するJリーグワールドチャレンジ2017(略して「ワーチャレ」というらしい)が始まった。そのオープニングを飾るのが、浦和レッズ対ボルシア・ドルトムントの一戦。最近の浦和の状況が気になっていたのと、ドルトムントが日本で見られるということで、久々に埼スタに向かった。
- まず驚いたのが黄色いユニの多さ。ドルトムントのファンはこんなに日本にいたのか?
- ドルトムントとの契約更新が決まった香川真司はベンチ。紹介の時はお約束のブーイング。
- 序盤はドルトムントが支配するも、浦和は関根貴大の突破力で反撃の糸口をつかむ。
- 24分、CKから空中戦で味方が競った背後に入り込んだ興梠が右足で決めて浦和が先制。
- 後半も浦和はリードを守るが、76分と79分にエムレ・モルの連続ゴールで逆転を許す。
- 浦和は85分、またしてもCKから遠藤航がヘディングでネットを揺らして同点に追いつく。
- 5カ月ぶりの実戦となるマリオ・ゲッツェ。この日は28分間の出場でシュートはゼロ。
- 88分、遠藤のクリアミスをアンドレ・シュルレが拾ってドルトムントが勝ち越しに成功。
- 結局3−2でドルトムントが勝利。入場者数5万8327人は興行として大成功といえよう。
- 一方の浦和。ミスを突かれて失点を重ねたが、伸びやかに試合ができたのは収穫だった。
埼玉高速鉄道と武蔵野線、そして中央線を乗り継いでの帰路。ドルトムントのユニを着た人たちの会話にさりげなく耳を傾けてみると、普段ブンデスリーガを観ているようなコアなファンはそれほど多くない印象を受けた。「香川選手がいるチーム」ということで、何となく応援に駆けつけたライトなファンも少なくなかったのではないか。とはいえ、そのことを否定的にとらえる必要はまったくない。むしろ浦和のホームゲームで、これだけライトなファンを集めることができたことは、主催者であるJリーグにとっても大きな収穫となったはずだ。今後のワーチャレの盛り上がりに期待したい。
<この稿、了>