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RYUKYU SOCCER PRESS

「勝負の年」に懸ける吉本武。攻撃的サイドバックとしての再出発

 

暗中模索だったルーキーイヤーを経て、今年2年目のシーズンを「勝負の年」と位置づける左サイドバック・吉本武は気合を入れ直し、より具体的な目標を持ってトレーニングに励んでいる。

昨シーズンは4試合に出場し、そのうち先発した春先の第5節・YS横浜戦と第6節・沼津戦で連続アシストを記録。「個人的には悪くないスタートが切れたと思っていた」と、吉本は手応えを得ていた。しかし、3月の沼津戦以降は出場機会が激減。結果を残していたにもかかわらず試合に出られないことに対するモヤモヤが常にあったという。この状況をどう受け止めるべきか答えが見つからないまま、時間だけが過ぎていった。

漠然と守備に課題があることはわかっていた。練習中もその点を指摘されることが多く、監督やコーチからアドバイスを受けながら、どう解決するかを自ら模索する日々。しかし、確かな手応えを感じることができず、いつしか「自分の武器である攻撃面にも自信を失い、プレー全体が消極的になってしまった」という。持ち味であるオーバーラップやクロスの回数が減っているという実感だけが残るまま、1年目を終えた。

 

「気づけば自分らしさを失っていた」。その無念さを晴らすべく、今シーズンは自分のプレースタイルを取り戻すことを意識。内に秘めた強い意志は、1月のトレーニングマッチから前面に押し出された。

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