【沖縄県高校総体】那覇西と西原が全国総体の出場権獲得(サッカー競技男子)

リーグ戦1位で全国総体出場を決めた那覇西
令和元年度沖縄県高校総合体育大会
サッカー競技男子
【那覇西 対 西原】試合レポート
沖縄県高校総体のサッカー競技男子は2日、4校による順位決定リーグの最終節が行われた。7月に開催の全国大会「南部九州総体(南九州総体)」への出場権がかかった本リーグ戦は、4校中2位以内に入れば全国への扉が開く。(※今年のサッカー競技男子は沖縄での開催のため、2校が出場)
引き分け以上で南九州総体の出場権を獲得できる那覇西は、昨日の宜野湾戦を3-2で勝利し2位以内が確定していた西原と対戦した。
試合は序盤から主導権の奪い合いに発展する。先にチャンスを作ったのは西原。左に流れながらパスを受けた玉城羽がシュートを放ち先制点を奪いにかかるが、GK新垣凱斗の好セーブに遭う。一方那覇西は、山川樹のくさびから二列目が攻撃参加し、照屋圭人の力強い左足のシュートで西原ゴールを脅かすも、GK島昌弘の前にネットを揺らすことができない。続けて伊佐航平のパスから照屋が再びシュートを放つもボールはポストに跳ね返りチャンスを生かせず。前半は両校スコアレスで折り返す。
後半に入り7分、試合が動く。伊佐が相手を引きつけながらドリブルで中央突破を図ると、DFラインの裏を取り右サイドでフリーになった岸本大和にラストパス。エリア内で岸本が放ったシュートはゴールネットを揺らし、那覇西が先制点を奪う。
1点を追いかける西原は前線に新城圭一郎を入れ、右サイドから推進力を生み出し那覇西ゴールに襲いかかる。すると新城に引きつけられ逆サイドでフリーになった池原青海が立て続けにシュートシーンを作る。しかし、わずかに枠を逸れ1点が遠い。
追加点を奪いたい那覇西も高良英希、上原琉暉などがゴール前を脅かすがGK島の再三のビッグセーブにゴールは生まれなかった。
最終盤まで攻撃を仕掛ける両チームだったが、前後半合計70分間の試合が終了し、結局1-0で那覇西が勝利。この結果、2勝1分けの勝ち点7を獲得した那覇西が1位、2勝1敗の西原が勝ち点6の2位となり両校の全国総体出場と、6月14日から佐賀県で開催される全九州高等学校体育大会の出場権を獲得した。
全国大会となる南九州総体のサッカー競技男子は7月25日の開会式を経て、8月1日までの日程で行われる。
【順位決定リーグ試合結果】
5月31日(金) 午前9時30分KO
・那覇西 1-1 宜野湾(東風平運動公園サッカー場)
・北谷 0-5 西原(中城村吉の浦公園ごさまる陸上競技場)
6月1日(土) 午前9時30分KO
・那覇西 7-1 北谷(金武町陸上競技場)
・宜野湾 2-3 西原(金武町フットボールセンター 天然芝コート)
6月2日(日) 午前9時30分KO
・那覇西 1-0 西原(金武町陸上競技場)
・宜野湾 2-1 北谷(金武町フットボールセンター 天然芝コート)
【最終順位】
1位 那覇西 2勝1分(勝点7)
2位 西原 2勝1敗(勝点6)
3位 宜野湾 1勝1分1敗(勝点4)
4位 北谷 3敗(勝点0)