長崎サッカーマガジン「ViSta」

【J2第16節:長崎vs山口】プレビュー:ポジショナルプレー対ゾーンデイフェンスではなく、今の長崎と今の山口、どちらが優位な位置で戦い勝つかの一戦

■【スタイル勝負ではない。勝てば良い】

選手が攻守で優位な位置に動き、常に複数のパスコースを確保しながらボールをつなぐポジショナルサッカー。レノファ山口の渡邊監督も指向するこのスタイルは、10年ほど前にメソッドの一部がわかりやすく言語化された影響もあって、プロ・アマ問わず広く受け入れられ、5レーンやハーフスペースといった言葉はあたり前のように使用されるようになった。

この現在広まっているスタイルに対して、松田監督はこう語る。

「プレーモデルを実現させるためには距離感が大事で、遠すぎず、近すぎないポジションをタイミングよく取ることが重要。相手の陣形や、こちらの状況によって刻一刻と状態が変わる中で良い距離感を取る。それこそがポジショナルプレー。5レーンの話より、どこに立てば良いのか、どのタイミングで入るかが大事」

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