長崎サッカーマガジン「ViSta」

「一度は追いつかれて、嫌な流れもあった中でよく踏ん張った。この踏ん張りをリーグ戦へつなげないといけない」【天皇杯3回戦長崎vs三重】手倉森誠監督記者会見コメント全文


○手倉森誠監督:
「リーグ戦に3連敗した中の天皇杯で、悪い流れを断ち切ろうという意欲と意思を持って、最初に2点を奪ったんだけど、そこからセットプレーで2点を取られた。普段リーグ戦に出場していない選手主体で戦ったんですが、結果を見れば120分戦う必要があったんだろうかというふうにも捉えることができると思います。ただ、どういう形であっても連敗を止めて、天皇杯の四回戦に進めることができて、リーグ戦につなげることはできたのかなと思います。湘南ベルマーレに4点取って勝ってきた相手ということで、我々も意識せずにはいられなかったのが正直な感じです。一度は追いつかれて、嫌な流れもあった中でよく踏ん張った。この踏ん張りをリーグ戦へつなげないといけない。天皇杯は下剋上が注目される。我々も(天皇杯の)次は上位カテゴリーを相手に立ち向かっていくステージになると思う。長崎の名を天皇杯で轟かせていけるようにやっていきたい」

-リーグ戦の前節でもそうですが、今日の試合でもセットプレーから失点が続いた点についてはどうお考えですか?(ViSta)

「ルヴァン杯から時間も経って、ゲーム馴れしていないところがあった。みんな真面目にマークについているんだけど、最後のボールへ行くという部分が問題だったかなと。でも二失点のあとはセットプレーからの失点が無くなったので、ゲームの中で改善ができたと思っています」

-監督は選手たちにピッチ内での判断力を求めていますが、今日のゲームではどんなふうに感じましたか?(ViSta)

「奪った勢いからの細かいパスでのカウンターというのが三重の持ち味で、湘南がやられた形というのが、落としのボールと横パスをかっさらわれてというもの。その横パスと落としのボールを確実に味方につなげるかという判断が試合のポイントだったんだけど、少し判断を怠るとやられてしまう。そこを身に染みて知ったと思う。攻勢か劣勢かをわけるのが、そこの局面の判断なんだけど、それが備わっている三重というチームに・・相手の方がカテゴリーは下なんだけど、判断の重要性を教えられたと思っています」

-黒木聖仁選手をCBで起用した理由と評価をお願いします。(NIB)

「リーグ戦を天皇杯へ、天皇杯をリーグ戦をつなげていく中で、今はCBが手薄になっている状況。だからこそ黒木にCBをやってもらった。本来のポジションじゃないが、やれることを最終ラインでしっかりやってくれたと思います。CBの役割に徹してくれたことで、ピンチのシーンはあったんですけど上手くしのいでくれたと思います」

reported by 藤原裕久

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ