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【フォトレポート】20周年記念レジェンドマッチで、OBたちがジュニアユースと対戦。

ロアッソ熊本20周年記念マッチとして開催された第35節の山口戦に先立って、OBたちによる「ロアッソ熊本レジェンドチーム」とジュニアユースの中学生が15分ハーフのゲームを実施。風の影響で肌寒さはありましたが、好天のもとで行われたゲームはレジェンドチームが技術の高さを見せつけ5−0と快勝。大人気ないプレーぶりに、試合終盤はジュニアユースを応援する声も聞かれましたが、スタンドからはロアッソ熊本の歴史を作ってきた元選手たちに大きな声援が送られ、懐かしさとともに感謝の思いを感じる時間にもなりました。写真と合わせ、参加したOB数人のコメントをお届けします。

 

レジェンドチームの監督として招聘された北野誠さん。2009年に率いたチームは、今に通じるその攻撃的なスタイルが魅力でした。今回の来熊に合わせてインタビューさせていただけたので、近日公開の予定です

 

今回集まったレジェンドチームの面々。後列左2人目から、畑実さん、矢野大輔さん、巻誠一郎さん、園田拓也さん、原一樹さん、岡本賢明さん、小林弘記さん。前列左から、田辺圭佑さん、市村篤司さん、高木建太さん、松橋章太さん、原田拓さん、片山奨典さん、藏川洋平さん

 

試合前の挨拶では「怪我しないようにやらせます」と話していましたが、試合が始まれば運動量を要求していた北野監督

 

キックオフゴールを狙う原一樹さん。よく見るとスパイクではなくトレーニングシューズでのプレーでしたが、サイドに流れてクロスを入れるシーンも

 

ロアッソくんもFWとして先発。左サイドを抜けた片山さんからのクロスに合わせる準備

 

皆さんまだまだ全然上手かったのですが、中でも際立っていたのが熊本ユース監督を務める岡本賢明さん。狭いスペースでの受け、ドリブルでの運びにテンポを生み出す長短のパスと、技術だけでなくセンスの高さも感じさせるプレーメーカーぶり。ジュニアユースの選手たちにとって、トップチームのOBであるアカデミースタッフの本気のプレーは、この上ない見本になったはず

 

右に流れた原さんからのクロスに合わせるロアッソくんでしたが、惜しくもヒットできず

 

立ち上がりから押し込んだレジェンドチームは、原田拓さんの左足ミドルで先制

 

熊本の右を駆ける15番といえば、創設メンバーでもある市村篤司さん。現在は宇土市でサッカースクールを開いて子どもたちの指導にあたっています

 

ペナルティエリア外で岡本さんがファウルを受けて得たフリーキックを、原さんが直接決めて2−0

 

圧巻だった3点目は松橋章太さんのヘディング。素晴らしいので連続写真で見ていただきましょう。右から市村さんが上げたクロスに対してタイミングを測ってシュートモーションに入り ↓

 

正確に額でボールを捉えられるよう、インパクトの直前までしっかり目を開けてボールを見て ↓

 

狙ったコースに飛ぶよう、首だけではなくて上半身ごとひねってパワーをボールに伝え ↓

 

ボールの行き先も確認しながら、跳ね返ってきた場合にもすぐに動き出して詰められるように片足の着地体勢に。結果、見事に決まりました

 

「イチ、上がれ!」という北野監督の指示通り、スペースでボールを受けて正確なクロスでアシストした市村さん、松橋さんのゴールが決まってベンチに駆け寄り両手でハイタッチ

 

ハーフタイム中、スタンドに知り合いを探す3人

 

後半、左サイドから持ち込んだ片山さんが中へ折り返したところに、奥から入ってきた高木建太さんが詰めて…

 

チームは4点目。2005年の発足初年度のみの在籍で、今季からジュニアユース阿蘇で指導にあたっている高木さんにとっては、20年越しの熊本での初ゴール。私事ですが、実は高木さんとは阿蘇の実家がすぐ近所で、熊本国府高時代から知っている存在だったこともあり、こちらも目頭が熱くなりました

 

中央を見ながらボールを運ぶ岡本さんと、その背後から歯を食いしばってサポートにつく片山さん。片山さんもスクールで子どもたちに教えていますが、こういう場面でもサボらないことの大切さを身をもって示した、と言えるかも

 

サボらないと言えば、この人も現役時代さながらの献身ぶり。得点こそありませんでしたが、落ちての作りや前線からの守備を見せた巻誠一郎さん

 

試合後はスタンドを一周してサポーターに挨拶。サインの入った当時のユニフォームやゲーフラを持ってきていた方も多く、写真を撮りながらもなんだか泣きそうでした

 

こちらは片山さんと田辺さんのゲーフラ

 

この一角では矢野さんのゲーフラと原さん、片山さんのユニフォーム、左下の緑の幕は畑さんへのもの

 

最後はゴール裏のサポーターの前で、これからのクラブの歴史を作っていくジュニアユースの選手たちと一緒に記念撮影。次の機会にはさらに多くのレジェンズに集まってもらえればと思います

 

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