【練習場だより】藤枝とのトレーニングマッチを実施。
熊本は27日、県民総合運動公園補助競技場で、鹿児島県霧島市でキャンプ中のJ3藤枝MYFCとトレーニングマッチを実施。藤枝には過去に熊本でプレーした福王忠世選手、大迫希選手が在籍していることもあり、スタンドには多くのサポーターが詰めかけ、ゲームの様子を見守った。
試合は30分×4本で行い、1本目0−0、2本目2−2、3本目1−0、4本目0−0の合計3−2で熊本が勝利。得点は林祥太が2点(いずれも2本目)、ヤン・サンジュンが1点(3本目)と新加入選手が挙げたものだが、ゴールを奪えた以外でもチャンスは作った。
清川浩行監督は、「前回の試合(22日●0−3杭州緑城)は30分の3本だったので、1人60分くらいまでプレー時間を伸ばした。積極的なポジショニングからボールを奪いに行けるかが今日のテーマだったが、奪ってから早くしかける所、サイドのアタッカーのスピードを生かすことまで意識してくれて点にもつながったし、やろうとしたことは出せた」と評価。ここまでは守備面でのスライド、外へ追い込んで行く守備を強調してきたといい、まだ完全に連動できているとは言えないまでも、前回のゲームからは積極的なアプローチからのボール奪取は増えていた印象。
「これから相手のレベルや強度が上がっていくなかでどれくらいできるか」と話し、来週末に始まるニューイヤーカップ鹿児島ラウンドまでには選手達それぞれが90分プレーできるようゲーム体力を高めながら、さらに戦術面の連携を深めていく。