【練習場だより】追い込む。

チューブを使ったメニュー。楽しそうに見えますが負荷は高め
オフ明け28日の午前練習は、サーキット系のメニューを実施。第1部では、チューブやウェイトなどを使った体幹系を意識した6種目。第2部はスラロームやサイドステップなどステップワークとボールタッチを組み合わせた6種目、そして第3部では走る距離をやや長くしてボールタッチと組み合わせた6種目に取り組んだ。
小宮万里夫フィジカルコーチによれば、「筋力や身体のバランスを意識したサーキットは、身体がフレッシュ(疲労のたまっていない)な時にやる方が良いので、オフ明けに入れています。週の初めで、短い時間の中でも丁寧にやれる。身体のバランスを整えることが狙いなので、上半身と下半身を同時に動かすコーディネーション、神経系に刺激を与えるようにバリエーションを持たせています」とのこと。
後半は走らなくてはならない距離も伸び、心肺機能への負担がかかる中での正確なボールコントロールが要求されるため、集中力やメンタルも必要。
振り返れば、地震後の未消化試合を戦い終えるまで、連戦の影響で回復を優先させたこともあって、こうした補強系のメニューはなかなか取り入れることができなかった。これらの成果が直ちに出るわけではないが、残り9試合、少しでも上に行くためにトレーニングは続く。