【無料記事】【記者会見 J1第20節 福岡-横浜FM】「もう1つ上がる手前のアビスパらしさで勝つことができた」/長谷部茂利
2024明治安田生命J1リーグ 第20節
日時:2024年6月26日(水)19:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/6,953人
結果:アビスパ福岡 2-1 横浜F・マリノス
得点:[福岡]シャハブ ザヘディ(20分)、ウェリントン(70分)、[横浜FM]天野純(83分)
◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「だいぶ堅く守ったというか、守らされたというか、そんな印象です。その中でも1失点でとどめたことは、3点も4点も取られずにとどめてことが勝利につながったし、取るべき人が取ってという意味では、またこれも『アビスパらしいと言えば』と、みなさんに思われてしまっていると思うんですけれども、もう少し効率よくボールを取りたいし、攻撃も、もう少し回数を多くしたいということは、やはり今日も感じたところです。ただ、結果を取ったということは、ファン、サポーターの後押しを受けて、スタジアムの雰囲気は水曜日のナイトゲームなのにこれだけ集まっていただいて後押しをいただきました。本当にありがたいです。それがなければ、おそらく際のところでやられていた、際のところで相手にゲームを持っていかれた。おそらくゲーム内容は相手のほうが良かったと思いますが、でも、もう1つ上がる手前のアビスパらしさで勝利を納めることができました。選手には感謝しています」
Q:今日の勝因はいろんな要素があると思いますが、その中でも監督が『ここ』と感じられたのはどんな部分でしょうか?
「先ほども言ったように外的要因だと思いますが、スタジアムの雰囲気が後押ししたと思います。そして相手は中2日の連戦できついと思いますが、そういった中でも自分たちが自分たちらしく戦えたということ、また相手に疲労が溜まっているようにも見えた、質のところはいつもの質を出せなかったという意味では、少し苦労されてるのかなというのは感じました。これまでの横浜F・マリノスだったら、いとも簡単にゴールを決める、いとも簡単に外してくるし、守備も強度高いし、というところでは、少しだけいつものF・マリノスじゃなかったなというのは少し感じました」
Q:際のところで身体を張っていた最終ラインの3人とGKの村上選手の活躍が印象に残りました。もちろん、守備は全員でするものですが、あの守備があったからこその勝利だったと思います。その4人について一言いただけますか?
「非常に良かったと思います。みなさんの耳によく入る『個の力』。この言葉を聞いたときにアタッキングサードで得点を取ったり、サイドからえぐったりという攻撃のところで高評価を得る選手のことを言われる方がたくさんいると思います。同じように、守備の選手も個の力、それが2人以上のグループ、今挙げてもらった4人は今日の勝利に大変貢献したと思います。非常に良かったです。ごめんなさい、4人ではありませんでしたね。交代で入った選手もいたので5人ですね」
Q:前半1点リードして折り返した中で、後半の頭から岩崎選手が前に出てブレスを強めたように思えました。リードした中で前がかりになったところの意図を教えてください。
「前にかかったというよりは、ボールホルダーにプレッシャーをかける、守備面の改善をハーフタイムで少ししたんですけれども、そのように見えたのであれば、そのように書いてください」
[中倉一志=取材・構成・写真]