東大阪フットボールマガジン

【無料記事】花園ラグビー場第2グラウンド問題で掲載ができなかった経緯とお詫び。今後の媒体としての対応についてのご報告

お詫び

まず、はじめに昨年12月にFC大阪と東大阪市の間で再締結された花園ラグビー場第2グラウンドのスタジアム建設に関する締結書の件で記事の掲載と報道が遅れたことについて深くお詫び申し上げます。

今回は、なぜ掲載が遅れてしまったのかという経緯。そして、花園ラグビー場第2グラウンドの問題について東大阪フットボールマガジンとしての今後の対応についてご報告させていただきます。

花園ラグビー場第2グラウンドの問題について今までり扱ってこれなかった経緯

今までFC大阪の花園ラグビー場第2グラウンドの問題について弊マガジン『東大阪フットボールマガジン』が取り扱ってこれなかったのかについての経緯を時系列でまずは説明する。

2024年11月ごろの動き

花園ラグビー場第2グラウンドの問題が急浮上したのは昨年の11月中旬ごろ。讀賣新聞のニュースを見たのがきっかけだった。

(https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20241122-OYO1T50072/)

その時期はJ3リーグの終盤戦で、FC大阪はJ2昇格プレーオフ争いの真っ只中。

クラブ広報からも「建設に関する協定書の巻き直ししている最中なので、過度な発信は避けて欲しい」と注意を受けた。ただ、2024年の間に東大阪市とクラブが何らかの協定を記者会見にて発表する旨は聞いていた。

筆者も選手たちが本気で人生をかけて戦うリーグ戦の最中に、この花園第2グラウンドの問題について過度な発信するのは避けた。

2024年12月ごろの動き

12月1日、FC大阪はJ2昇格プレーオフ準決勝のカターレ富山戦に引き分け、レギュレーションの関係で敗退。2024シーズンが終了した。

リーグ戦終了後、記者会見がいつ開かれるのか。ただただ待つ時間だけが過ぎていった。

そのまま年越しも覚悟していた矢先の12月23日19時ごろに突然、SNS上で東大阪市役所にてクラブと市が会見のリリースが発表された。(以下はその際のXでのポスト)

こちらには、記者会見の開催について全く知らされておらず自宅で会見実施の事実を知り、晴天の霹靂だった。

そのため、現地に行って質問することすらできなかった。

そこで即座に東大阪市のホームページのお問い合わせフォームにて取材依頼と質問文を送り、2日後に担当者と電話で年が明けてから今回の記者会見についての内容等を伺うための約束を取り付けた。

2025年1月現在の動きと状況

年が明けた2025年1月9日、昨年12月23日に行われた合同記者会見の内容を伺いに東大阪市役所へ訪問した。(訪問時のポストは以下の通り)

市役所に訪問した際に東大阪市市長公室広報広聴室の担当者2名とスポーツビジネス戦略課1名の計3名で約30分程度対応していただき、以下のことを確認した。

・2024年12月23日に行われた東大阪市と株式会社F.C.大阪の合同記者会見で配布された資料の提供(2枚:①協定書締結に伴う記者会見のプレスリリース、②第2グラウンドのスタジアム建設に関する協定書の見本・コピー)

・合同記者会見は、「市政記者クラブでの記者を優先。他媒体で花園ラグビー場第2グラウンドの問題について先に報道していた媒体を優先した」との情報共有(東大阪市側のプレスリリース日は、12月20日)

・記者会見当日に交わされた協定書の中身についての概要説明

・今後の取材について問い合わせ先の共有

・今後、東大阪市とFC大阪の会見について市主導の会見も弊マガジンとして事前の連絡と記者会見に参加できる旨の共有

以上が1月9日に確認した事項だ。

掲載が遅れた理由と背景

記者会見実施の知らせがクラブから無かったことに関して、少し残念で悲しい思いである。市側のプレスリリースによると、会見実施まで3日間あり、その間に準備等できたはずだからだ。

さらに、会見自体が12月23日に開催されたため年末年始を挟まねばならずその事実確認に時間を要した。そのことによって確認が遅れたため今まで掲載ができなかった

しかし、結果として記者会見に出席できずに十分な取材ができなかったのは自分の落ち度があることも確かだ。

年末年始の間もSNSやメッセージ等などでこの花園グラウンドの問題を取り扱わないのかといったメッセージや問い合わせが多く寄せられた。しかし、前述したように1月9日までこちらとしては何も動けなかった。

今後の媒体としての対応・掲載予定について

このような背景と理由があったため熟考した結果、今後はこの花園第2グラウンド問題を東大阪フットボールマガジンで取り扱う場合、可能な限り市側とクラブ側の公平さを保つために以下の対応を取りたいと考えている。

1.東大阪市側のインタビューの実施

2.FC大阪側のインタビューの実施

3.双方を取材した筆者としての意見記事の発信

(全て有料記事にて掲載予定)

※掲載時期に関しては、現在市とクラブ側で調整中であるため公表は控えさせていただきます。

また、相手先の都合にもよりますが、3月初旬までに上記3つの記事の発信ができればと考えております。花園第2グラウンドに関する動きについてスケジュールや掲載内容に進捗や動きがあれば、マガジンやSNS等でご報告させていただきます。また、別途取材が必要な人物や団体があれば、追加で伺ってお話しを聞く所存です。

現時点では、どこまで新たな情報を掲載できるのかは不透明であり、読者の方々には申し訳ない気持ちでいっぱいである。

さらに、サイト開設の時の挨拶で「サポーターのメリット:他媒体にはない、FC大阪に関わる深い情報を知ることができる」と宣言しておきながら全くできていなかった。

改めて、読者の方々には深くお詫びいたします。大変申し訳ございませんでした。

補足

ところで、昨年の市とクラブの合同記者会見の実施から今日に至るまで、一部ラグビーファンや東大阪市民と思われる人物からクラブを擁護している旨の指摘を受けたが、クラブと全く資本関係になく、このスタジアム建設の問題に対して必要以上にFC大阪を庇う理由も擁護するつもりも全くないことを補足として記しておきたい。

さらに、私自身は2023シーズンからJリーグ公式サイトのマッチレポートの担当(現在は別の方が担当)になってからFC大阪の取材を開始したため、2019年当時の締結書締結当時のことや花園スタジアムの改修問題を全て理解している訳ではないことも併せて述べておきたい。

だが、今回の訪問時の聞き取りや今後の取材を通して少しずつ理解していき弊媒体を通して情報の提供を積極的に行っていきたい。

また、特別にクラブに忖度したつもりはないが、今回の件を通して事実を事実として報道することがいかに重要かが大事であるかを痛感し、世間が求める情報や意見を無視してはいけないことも身に染みて感じた。

今後は取材やSNS等でいただいた批判を活かすことはもちろん、さらに弊マガジンをご愛読いただけるよう精進していく所存だ。また、今後の取材で判明するかもしれない新たな情報に期待してもらいたい。

最後に、重ねて報道と情報発信が遅れたことについてお詫びいたします。この度は大変申し訳ありませんでした。

今後とも東大阪フットボールマガジンを何卒よろしくお願い申し上げます。

 

2025年1月15日

東大阪フットボールマガジン

中本宏樹

 

取材協力:東大阪市 市長公室 広報広聴室 広報課

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