混沌J2の今後を展望するLIVE(J論)【4/10(木)21時】

「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第17節・鹿島-福岡】「気持ちを切らさず、ぶれずに一体となって戦う」/井原正巳監督(福岡)

2016明治安田生命J1リーグ第16節
日時:2016年6月25日(土)19:04
会場:県立カシマサッカースタジアム/31,636人
結果:鹿島アントラーズ2-0アビスパ福岡
得点:[鹿島]山本(27分)、土居(37分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「まずは鹿島アントラーズが1stステージ優勝ということで、本当に素晴らしいチームだと思いましたし、優勝おめでとうございますと言いたいです。また、アビスパ福岡の応援のために、アウェイまで多くのサポーターが駆けつけてくれました。サポーターにも感謝したいと思います。前節は優勝を争っているフロンターレ、今節は鹿島が勝てば優勝という中でのアウェイでのゲームでしたが、相手の勢いに飲まれないように、また雰囲気に飲まれないように、しっかりと試合に入ろうということで臨みましたが、非常にいいテンションで入れたと思います。ただし、ゲームの流れを掴みかけたところでのセットプレーでの失点ということで、さすがに鹿島はしたたかだなと感じました。2失点目に関しては、中盤でのボールロストがファールだったと我々のベンチ前では思いましたけれども、ファールを取ってもらえなかったということで、ちょっと足が止まってしまったなというところがあります。そこは本当にもったいなかったなと思いますし、そこはファールであったかもしれないですけれども、やり続けるということを徹底していくしかないのかなと思います。村上主審も、今日が200試合の記念試合だったと思いますが、そういうところは、あとでビデオでもしっかりと見ていただいて、チェックをしていただければというところもありますけれども、鹿島のしたたかな試合巧者というところを改めて感じた失点でした。後半は、とにかく、まずひとつ返せばゲームはどうなるかわからないというところで、最後まで攻撃的な姿勢というものを、選手たちは持ってやってくれたと思います。結果的には0-2という敗戦でしたけれども、このテンションの中でゲームをやれたことという部分を、次の2ndステージにつなげていきたいと思います。下を向いていても仕方がないので、今の順位というものを、しっかりと受け止めながら、来週から2ndステージが始まりますのて、そこに向けて準備をして、最後まで、チームとして気持ちを切らさず、ぶれずに一体となって戦い、勝点を積み重ねていきたいと思います」

Q:1stステージが終わりました。改めて、1stステージの収穫と課題、そして2ndステージに向けての意気込みを教えてください。
「17試合を終えて、もちろんやれた部分もありますが、特に、守備の部分に関しては、終盤は失点が多くなつてしまいましたが、我々のいい守備というものができれば、J1でも十分に通用するなというところは、2ndステージにつながるなと思います。ただ、ゴール前の最終局面、ディフェンシブサードに入った時の一瞬の集中力であったり、相手の個の能力をどのように抑えていくのかというところは、個の能力という部分も含めて、よりチームとしての守備の部分を高めていかないと、非常に苦しい2ndステージになるのではないかと思っています。そこはチームとしても、しっかりと修正していきたいと思っています。攻撃のところは、得点力という部分は、ほかのJ1のチームと比べて、いい形を作れる回数が非常に少なかったと思います。攻撃のバリエーションという面で言えば、ウェリントンを中心に昨年からやってきた部分以外に、チームの戦術としてプラスアルファの部分を出し切れていないところがあるので、短い時間ではありますが、その辺を、もっと、もっと高めるために、しっかりとチームのコンセプトを持ってやっていきたいと思います」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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