栃木シティFC優勝とソニー仙台解散という明暗 第26回日本フットボールリーグ表彰式レポート
昨日5日、都内にて第26回日本フットボールリーグ(JFL)表彰式が開催され、取材者として出席させていただいた。
意外に思われるかもしれないが、JFLの表彰式に出席するのは、実は今回が初めて。メディアも含めて出席者のほぼ全員がスーツの中、ジーンズにセーター姿の私は会場でかなり浮きまくっていた。今週は表彰式の模様を写真と共に振り返ることとしたい。
まずは加藤桂三JFL理事長の挨拶から。栃木シティFCの優勝と昇格、高知ユナイテッドSCの入れ替え戦出場とフェアプレー賞を高く評価していた。なお、今季の嬉しかったこととして、JFLの平均入場者数が4桁(1234人)となったことにも言及。
つづいて来賓代表として、宮本恒靖JFA会長が挨拶。現役時代の盟友だった二川孝広監督が率いるFCティアモ枚方が3位になったことが「個人的には嬉しい」と語っていた。
各賞の発表の前に、今季限りでの活動停止が決まったソニー仙台FCに特別賞が贈られる。キャプテンの吉野蓮は「長きにわたりJFLという素晴らしい舞台ができたことをソニー仙台を代表して感謝申し上げます」とスピーチ。創設から56年、チーム最後のキャプテンは、27歳での現役引退を決意した。
今季3位の枚方。最終節で沖縄SVに3−2で勝利し、ヴィアティン三重とレイラック滋賀を抜いて過去最高の順位に輝いた。二川監督(左)のスピーチを期待していたのだが、残念ながらその機会はなし。
2位とフェアプレー賞を獲得した高知。山本志穂美社長は、あでやかな着物姿で登壇した。土曜日のY.S.C.C.横浜との入れ替え戦に向けて、選手とスタッフは高知でトレーニング中。金曜日に横浜入りするという。
そして今季の優勝は栃木C。第13節から18試合無敗(13勝5分け)で、1年でJFLを文字通り駆け抜けることとなった。ちなみに、無敗の試合の起点となったのが、アウェイのソニー仙台戦(3−1)。ホームで迎えた最終節の相手もソニー仙台だった(3−0)。
栃木Cの大栗崇司社長。「2024年のJFLチャンピオンチームとして、誇りをもって新たなステージで戦ってまいります」とスピーチ。来季、J3での栃木SCとのダービーが本当に楽しみだ。
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