【無料公開】FC町田ゼルビアのインターン生に直撃した! 令和の大学生が考える「就職先としてのJクラブ」<1/3>
写真提供:FC町田ゼルビア
■インターン生も「クラブの重要な戦力」
──そもそもゼルビアのインターンに募集するきっかけは何だったのでしょう?
眞道 きっかけはクラブの公式Twitterでしたね。それが去年の6月だったんですけれど、実は1月にも募集があって、その時は声がかからなかったんです。ですから、2度目のチャレンジで採用されたという感じですね。
──神戸さんもTwitterがきっかけですか?
神戸 そうですが、実はその前にきっかけがありました。イベントスタッフの派遣バイトをやっていたんですが、そこでゼルビアのホームゲームでグッズ売り場のレジを担当したんです。その時にインターン制度があることを知って、公式Twitterの募集を見つけたという流れですね。
──インターン管理責任者の岡田さんに確認したいのですが、Twitterで募集をかけて何人くらいの学生から応募があったんでしょうか?
岡田 一番多かったのは、去年(2021年)の8月で80人。こんなに集まるものかと、僕自身が驚いたくらいです。その時に合格したのが、神戸さんと眞道さんでした。
──ありがとうございます。インターンの面接って、どんなことを聞かれましたか?
眞道 対面ではなくてZoomだったんですが、経歴とか将来やりたいこととか。あとは応援しているクラブとか。そこは正直に「横浜F・マリノスを応援しています」って答えました。たぶん他の2人も同じだったと思いますけど。
神戸 私も「川崎フロンターレです」って、しっかり答えました(笑)。
篠崎 僕は「FC東京」です(笑)。
──なるほど(笑)。町田サポがいないというのが面白いですね。当然、学業が優先だったと思いますが、どういったローテーションで働いていたのでしょうか?
神戸 私は3年の時はオンライン授業が多かったので、自宅で講義を受けてからクラブ事務所で平日に週1回、試合がある時は前日と当日に出勤するという感じですね。
篠崎 僕の場合、週6でサッカー部の練習と試合があったので、オフの月曜日ともう1日、事務所に出勤していました。週末は基本的に公式戦を優先させていただいていましたが、合間をぬって(ホームゲーム)前日の準備や当日の運営のお手伝いをさせていただきました。授業については、後期はほぼ対面はなかったので、インターンと部活の両立というのがメインでした。
眞道 私もホームゲームがある週は3回、それ以外は週1で事務所勤務でしたね。
──事務所では、主にどういった仕事を?
神戸 私はグッズ担当だったので、試合に向けて在庫の確認をしたり、商品の袋詰めやシール作りをしたり。そういった、試合に向けての準備が多かったですね。
眞道 私は運営・広報部の時は、イベントのPOPやボランティアさんにお渡しする資料を作っていました。それとマスコットのアテンドですとか、マスコット総選挙のSNS運用も担当させていただきましたね。最近でいうと、8月27日の横浜FC戦のゼルビーのデビュー13周年イベントの準備もしています。
──マスコットも任されるというのはすごいですね。篠崎さんは?
篠崎 僕も眞道さんと同じ運営・広報部でしたので、ホームゲームの備品の準備や管理が中心でした。個人的なプロジェクトですと「天空の城 野津田 プロジェクト」のリーフレットの作成。立ち上げのビジュアル作成から、印刷会社との連絡までを担当させていただきました。
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