覚悟が求められるのは降格するクラブだけか? 現実味を帯びてきたJ3/JFLの入れ替えを考える
9月24日、Jリーグは2025シーズンのJ3クラブライセンス判定結果を発表。今回、J3昇格を目指すJFLの7クラブすべてにライセンスが交付された。以下、第21節終了時の順位で紹介することにしたい(カッコ内は勝ち点/平均入場者数)。
01位 高知ユナイテッドSC(48/2,113人)
02位 栃木シティFC(40/1,818人)
03位 ラインメール青森(33/1,338人)
05位 ヴェルスパ大分(33/1,522人)
06位 レイラック滋賀(32/2,140人)
07位 ヴィアティン三重(31/1,902人)
14位 クリアソン新宿(16/2,364人)
平均入場者数を明記したのは、J3昇格の条件のひとつに《JFLのリーグ戦におけるホームゲームにおいて、1試合平均入場者数が2000人に到達》という条項があるからだ。これを見ると、現在1位の高知ユナイテッドSCはすでにクリア。2位の栃木シティFC(以下、栃木C)も残り試合でのパワープレーで帳尻を合わせることは可能だろう。
2回の国立開催で2000人超えは確実であるものの、昇格よりも関東リーグ降格のリスクが高いクリアソン新宿を除けば、6クラブすべてに昇格のチャンスは残されている。が、ここまでの流れと残り試合を考えると、J3昇格の可能性が最も高いのは、高知と栃木Cと見て間違いないだろう(ちなみに栃木Cは1試合少ない)。
ここで気になるのが、J3下位クラブとの入れ替え。仮にJFL上位2クラブともJリーグ入会承認を得ている場合は、J3の20位が自動降格、19位はJFL2位とホーム&アウェイの入れ替え戦を行う。第29節を終えた時点では、20位がいわてグルージャ盛岡(勝ち点18)、19位がY.S.C.C.横浜(同28)。先週の土曜日、私はこの両者の対戦を取材している。
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