宇都宮徹壱ウェブマガジン「ただ今準備中!」9月後半戦(編集部・森衿子)
ノンフィクションというジャンルでは、書籍と並び、ドキュメンタリー映像も大好きな森です。9月後半戦もよろしくお願いいたします!
そんな私が最近視聴したフットボール・ドキュメンタリーがこちら。『アンヘル・ディ・マリア:アタック・ザ・ウォール』と『Untold: ホープ・ソロvsアメリカサッカー』。いずれもNetflixオリジナルですが、誰もがその功績と偉業を讃えるトップ・フットボーラー2人が、それぞれ個人として直面する過酷な現実と苦悩、非情な闘いが描かれています。
特にホープ・ソロの闘いはいつ終わるのか。パリ五輪で優勝したアメリカ女子代表チームや、スタンドで応援していたミーガン・ラピノーらをはじめとする歴代代表選手を、今までのような目では見られなくなってしまいました。このあたり、機会があれば石井和裕さんにもお話をお伺いしてみたいです。
さて、ついに集英社の季刊誌『kotoba』にて、宇都宮の新連載「法獣医学教室の事件簿」がスタートしました! 宇都宮がサッカー以外で初めて挑戦するテーマは、なんと「ペット業界の闇」。報道ではチラチラ見聞きしているこの「事件」に宇都宮はどう対峙していくのか。緊張しながら見守ります。皆様もぜひ、お手にとってお読みください。
もちろんサッカーの取材もしっかり継続中。先週末から神戸と今治を取材し、4年ぶりに高知へ向かいました。アンパンマン列車もしっかり写真に収め、JFLで首位を走る高知ユナイテッドSCの強さと地元での盛り上がりを取材中です。
そしてこの季節がやってきた! 10月の全社の組み合わせも発表されました。宇都宮もさっそく滋賀の宿を確保したようです。来月は現地からフォトレポートを連日掲載しますのでお楽しみに!
ここからは、WM9月後半戦の内容をお届けします。
第3週は「気候変動とJリーグ」がテーマ。今年は台風やゲリラ豪雨の影響で、Jリーグの試合中止が相次ぎました。また温暖化による気温の上昇で「もはや8月の屋外スポーツは無理なのではないか?」とも囁かれています。果たして今後、サッカーを含むスポーツ界は、この気候変動に由来する課題にどう対応していくべきなのか? 気象予報士でサンフレッチェ広島のサポーター、波田健一さんにお話を伺います。
第4週は、月イチの連載企画「マスコットに救われた話(#マス救)」と「もしもサッカーでない人生があったなら(#もしサカ)」です。水曜掲載の「#マス救」では、松本山雅FCのマスコット、ガンズくん推しの男性が登場。一方、木曜掲載の「#もしサカ」では、1994年に最後のリーグ優勝を果たした、当時のヴェルディ川崎の思い出について語っていきます。
最後に告知です。
23日開催のハフコミウェビナーは「地域決勝/CLを30年観続けてきて見えたこと」というテーマで、吉田鋳造さんを特別講師にお招きします。
24日のYouTube Live『徹壱の部屋』では、10月12日と13日に開催されるヨコハマ・フットボール映画祭がテーマ。実行委員長の福島成人さんをゲストにお招きする予定です。
天皇杯は準々決勝に突入。宇都宮は25日にニッパツ三ツ沢球技場で開催される、横浜F・マリノスvsレノファ山口FCを取材予定です。
9月後半になっても真夏並みの残暑が続く毎日ですが、「暑さ寒さも彼岸まで」の言い習わしも、気候変動で変わっていくのでしょうか。もう以前の気候には戻らない世界に生きる我々は、これからどうすればよいのか。まずは今週の波田健一さんのインタビューを読んで考えてみます。9月後半戦もWMをご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。