南葛SCの悪戦苦闘ぶりに楽観できる理由 味フィ西での首位・東京23FC戦に寄せて
本題に入る前に、来月11日に開講予定の宇都宮徹壱ブックライター塾(#徹壱塾)について、1期生募集の締め切り(6月30日)を前に現状についてお知らせしておきたい。
塾生募集についてはnoteにて展開しているのだが、募集ページを作るだけだと埋もれてしまう。そこで過去の著書について、毎日2作品ずつ振り返る「塾長ヒストリー」を1週間ぶっ通しでアップすることにした。
・なぜ実績のなかった若造が硬派な版元から書籍デビューできたのか?
・東欧サッカー路線から長いブランクを経てディープな地域リーグの世界へ
私が書き手として、誇れることは何かといえば、おそらく2つしかない。それはノンフィクションを中心に14冊を世に送り出していること。そしてブックライターの仕事を長く続けてきたことである。そうした実績をメソッドとして伝える講座なので、ストレートに過去の作品を紹介することを思い立った次第だ。
売れた作品もあれば、さっぱりだった作品もある。いずれも思い入れはあるし、手を抜いたものはひとつもない。が、いくら完璧を目指してもやはり粗さは見える。久々に作品の棚卸しをしてみると、良くも悪くも発見があるものだ。本稿を読んでいる方で、塾生になりたい方はそれほどいないと思うが、面白く読めたnoteがあればぜひ、拡散にご協力いただければ幸いである。
さて本題。先週の日曜日、ようやく今季の関東リーグを取材することができた。味の素フィールド西が丘で開催された、南葛SCvs東京23FC。キックオフが12時という、少し中途半端な時間帯だったのだが、この日は味フィ西でもう1試合(エリース東京FCvs桐蔭横浜大学FC)が行われたためである。
現場に到着して驚いたのが、顔見知りの同業者が2人も来ていたこと。いずれも、普段はこのカテゴリーではほとんど見かけたことがない。「珍しいですね」と声をかけると、どちらも岩本義弘GMから誘われたのだという。クラブ史上初となる、味フィ西でのホームゲーム開催。しかもトークショーあり、キッチンカーありと、お楽しみも盛り沢山。なるべく多くのメディアに来て欲しいという、GMの意気込みもよくわかる。
あとは試合に勝てれば、言うことないのだが──。
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