JFL国立開催記念! 話題の2クラブの現在地とは? クリアソン新宿✕鈴鹿ポイントゲッターズ<2/2>
<2/2>目次
*「新宿区でひとつでも多くの試合をしたい」
*「カズ目当て」の観客が多いかもしれないけど
*「都心にサッカーがある日常って面白い!」
■「新宿区でひとつでも多くの試合をしたい」
──ここからは、いよいよ10月9日に迫った、国立競技場での試合について伺います。そもそもなぜ、クリアソン新宿のホームゲームが国立で行われるのか? あらためて丸山さんに伺いたいのですが。
丸山 誤解があってはいけないので、表現には気を付けなければならないのですが、われわれが第一に考えたのは「ホームタウンである新宿区でひとつでも多くの試合をしたい」ということでした。それはクラブとしてだけでなく、新宿区長をはじめとする街の皆さんも強く望んでくださったことでもありました。それを実現するべく、東京都サッカー協会をはじめ、さまざまなステークホルダーの皆さんが調整してくださったおかげで、ようやく実現の運びとなったというところです。
──東京からJを目指すクラブというのは、やっぱりスタジアム問題というものを抜きに語れません。その意味で、国立開催の鈴鹿戦をどれだけ盛り上げることができるか、非常に重要だと思います。逆に鈴鹿のほうでは、国立で試合ができることを知って、どのような反応だったのでしょうか?
森本 純粋にびっくりしましたね。特にカズは「国立のピッチに立てる」ことに、とても喜んでいましたよ。周りの若い選手たちも、最初はピンと来なかったようですが「あのカズさんがそこまで大事に考えているんだ」ということで、気持ちを新たにしている様子でした。国立で試合ができることは、丸山さんをはじめとする新宿の関係者の皆さんのおかげだと思っています。素晴らしい試合ができるように、われわれスタッフや選手もそこに向かって意思統一しているところです。単なるJFLの1試合というよりも、地元の皆さんと一緒に盛り上げる一日にしていきたいですね。
──丸山さん、試合以外でもいろいろイベントを企画されているんでしょうか?
丸山 もちろんです。これから徐々にリリースしていきますが、スタジアム周辺はスペースがありますので、新宿の企業さんや専門学校の学生さんによるブースを出す予定です。それと沖縄のエイサーを元にした「新宿エイサーまつり」というのがあるんですが、そのいくつかのチームにも来ていただいてハーフタイムショーを行う予定です。それこそ国立競技場を丸一日、使い倒すような感じでいろいろなイベントを企画していますので、鈴鹿からいらした皆さんにも喜んでいただけると思います。
──あとはカズが国立のピッチに立ってくれれば、さらに盛り上がることになると思いますが、現状のコンディションはいかがでしょうか?
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