宇都宮徹壱ウェブマガジン

FC琉球取材、震災10年、そして山梨への旅 3月8日(月)〜14日(日)

3月8日(月)晴れ@沖縄

 7時起床。体温36.3度。新しい1週間は取材先の沖縄から。明日の午前の便で帰京するので、フルで取材できるのは今日が最後だ。おにぎりと味噌汁だけの朝食をいただき、シャワーを浴びてから、まずは先週の日記のまとめ作業。先週はいろいろイベント満載だったので、特に沖縄取材での写真チョイスも楽しい。

 10時30分に出発。今日は天気が良かったので、撮影しながら徒歩で移動。11時に沖縄県体協スポーツ会館にあるFC琉球のオフィスに到着し、クラブ会長の倉林啓士郎さんにインタビューさせていただく。主なテーマは琉球の経営改革について。会長がブランディングの一環として、マスコットを重視していたことを知れたのは思わぬ収穫だった。

 昼食に沖縄そばとカツカレーのセットをいただき、次のインタビューまで時間があるので、郵便局で作業。14時からメルキュールホテルにて、沖縄サッカーの裏事情に詳しい方にお話を伺う。いろいろ謎が明らかになった一方で、書き方に苦労しそうな根深い情報も教えていただいた。この件、しばらく寝かせてから次の展開を考えよう。

 すべてのインタビューを終えてから、モノレールで首里に向かう。ここを訪れるのは13年ぶり。周知のとおり首里城は2年前に焼失してしまったが、歓会門や瑞泉門など今でも見どころはある。次に訪れた時には、首里城は復興していることを願いたい。モノレール駅まで徒歩で戻り、今回の沖縄観光は終了した。

 16時にホテルに戻り、今日の読書会の準備。イントロダクションのパワーポイントを作成する。開始30分前の19時30分にmusic.jpオンラインサロンの岡澤俊介さん、そして45分にゲストの中林良輔さんがZoomに入室。パワーポイントの画面共有ができなくて焦ったが、岡澤さんにメールで送り、代わりに操作してもらうことで無事に解決した。

 20時から読書会をスタート。ゲストを含めて13名の参加となった。2008年の『股旅フットボール』について、当時の時代背景を踏まえながら中林さんとトークしつつ、読者の皆さんとも意見交換させていただく。予定していた1時間を過ぎてから、飲み会モードでさらに30分。最後までお付き合いいただいた皆さんには、本当に感謝したい。

 21時30分に近くの焼肉屋で軽く夕食。あぐー豚の内臓を塩でいただく当地の焼き肉を楽しむ。その後は少し執筆の続きをして、今日の作業は終了。充実した沖縄取材だった。午前0時就寝。

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