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【特番】ヒダリトモに訊け!(前篇) 不祥事発覚後にクラブ社長がすべきこと

 アルビレックス新潟所属選手による、酒気帯び運転での書類送検。そしてベガルタ仙台所属選手による、交際相手へのDV容疑での逮捕。相次ぐ不祥事の発覚により、わずか2日間で3人のJリーガーが契約解除となってしまった。いちサッカーファンとしても、非常に残念な出来事であると言わざるを得ない。しかし、起こってしまった事象は常に不可逆だ。今は誰かを糾弾することよりも、これらの不祥事から得られる教訓を抽出し、サッカー界で共有していくほかないだろう。

 当WMでは今月から、横浜F・マリノスや清水エスパルスなどの社長を歴任した、左伴繁雄さんによる『ヒダリトモに訊け! プロスポーツクラブお悩み相談室』という月1連載をスタートさせた。図らずも、連載開始直後で起こった相次ぐJクラブの不祥事に、「これらを教材としてサッカー界に資することはできないだろうか」というアイデアが浮かんだ。ちょうど左伴さんからも「何か発信したいんですよね」とのご連絡をいただき、ならば、ということでリモートによる動画インタビュー取材を実施することになった。

 新潟の事案が発表されたのが今月19日、仙台が20日、左伴さんへのインタビューが21日である。そして、今回の配信が22日の正午。このフットワークの軽さとスピード感こそが、個人メディアの強みにして生命線である。前篇のテーマは「不祥事発覚後にクラブ社長がすべきこと」。実は左伴さんご自身、クラブ社長として「不祥事」と向き合った経験をお持ちで、当時のお話をリアルに語っていただいた。なお今回はスピード重視と内容を鑑み、あえてテロップとBGMは省いた。(収録日:2020年10月21日)

【特番】ヒダリトモに訊け!(後篇) 謝罪会見までにクラブ社長がすべきこと

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