宇都宮徹壱ウェブマガジン

宇都宮徹壱ウェブマガジン「ただ今準備中!」10月前半戦!(編集部・森衿子)

 9月16日に開幕した天皇杯も無事、2回戦に突入。2回戦からはアマチュアシードのHonda FCも登場し、全国で激戦が繰り広げられました。宇都宮も例年とは異なる楽しみを感じながら、天皇杯取材に出かける日々を送っております。

 その第100回の記念すべき大会に、新しい歴史が刻まれることになりました。以前、WMでも取り上げた鈴鹿ポイントゲッターズのミラグロス・マルティネス・ドミンゲス監督が、JFL以上のカテゴリーでは初の女性監督として天皇杯で指揮を執ったのです。試合結果は1回戦敗退となりましたが、歴史が切り開かれていく瞬間を目撃できたことは多くの人々、特に女性サッカー関係者にとても大きな希望と勇気を与えたことでしょう。

 同じく9月には永里優季選手のはやぶさイレブン移籍発表もありました。FIFAの女子ワールドカップ公式ツイッターやUEFAの女子チャンピオンズリーグ公式ツイッターも、「歴史に残るレンタル移籍」とツイートするほどの快挙と言えます。女性がサッカーの歴史を変えていく時代を共に生きていける喜びを原動力に換えながら、今日も編集部便りをお届けいたします。

 さて、長い中断期間を経て再開されたJリーグですが、ちょうどリーグ戦を折り返したタイミングで、監督交代のニュースが続きました。元日の天皇杯でクラブ初のタイトルをもたらした、トルステン・フィンク監督が電撃退任。今季からFC岐阜の指揮を執っていたゼムノビッチ・ズドラヴコ監督が「休養」。そして松本山雅FCの布啓一郎監督も、ホームで1-6の大敗を喫した2日後に解任されることが発表されました。

 実は当WMでは、苦しい戦いが続く今季の山雅について「この状況をサポはどう捉えるべきか」をテーマに、リモートでの座談会を行っていました。そのコンテンツを、急きょ10月の第1週に前倒しで公開します。山雅サポの皆さんはもちろん、こういう事態に慣れていない山雅サポの心情を知りたい方にも、ぜひご覧いただきたいと思います。

 そして第2週と第3週は、浦和レッズのレジェンドのひとりで元日本代表の鈴木啓太さんが登場。鈴木さんは現役引退後、腸内細菌解析事業を手がけるバイオベンチャーAuBを設立し、代表取締役社長としてビジネス界でご活躍中です。そんな鈴木さんの近況やユニークなビジネスを始めたきっかけ、さらには現役時代の思い出や浦和への思いなどを語っていただきました。こちらは第2週を動画で、第3週をテキストで、それぞれお届けします。twitterでの質問募集にご協力いただいた読者の皆様、ありがとうございました。

 宇都宮は先々週の東北取材につづき、先週は北陸と新潟を訪れておりました。こちらは来年に出版予定の書籍企画の取材でした。一方で11月発売予定の書籍については、カバーのイラストレーターが決まり、現在ディテールを詰めているところです。タイトルについても、まもなく発表できる予定ですので、こちらもどうぞお楽しみに! それでは10月前半のWMもどうぞよろしくお願いいたします。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ