宇都宮徹壱ウェブマガジン

戦後75年の夏、ステイホーム再び、そして新著の準備 8月10日(月)~16日(日)

8月10日(月)晴れ@東京

 8時起床。体温36.3度。新しい1週間は自宅のある東京から。久々に奇妙な夢で目覚める。知らぬ間に日本代表監督が変わって、新監督は聞いたことのないような外国人、しかも女性とのこと。「いったい何が起こったんだ!」とうろたえているうちに目が醒めた。これは何かの暗示なのだろうか。

 今日は粛々と執筆の一日。朝食後、まずは先週の日記のまとめ作業。クリアソン新宿への取材を重ねる日々だったので、書くことが盛りだくさんであった。続いて、ロック総統のインタビュー原稿をブラッシュアップ。こちらも本人にチェックに回して、午前の作業は終了。悪くないペースだ。

 昼食は、ざるうどん。今日は猛暑日なので、これくらいさっぱりしたメニューがちょうどいい。午後はNHK BSで映画『日本沈没』をチラ見しながら、水戸ホーリーホックの沼田邦郎前社長の原稿に集中する。それにしても、終末思想が漂っていた1970年代半ばの映画からは、奇妙な生への執着が端々から垣間見えて興味深い。この時代の日本人が、今のわが国の現状を見たら、どう思うだろうか。

 17時、少し涼しくなったので、カミさんとお出かけ。中央線と総武線に乗って、大久保駅で下車し、コリアンタウンに向かう。今日の夕食はサムゲタンにしよう、ということで、わざわざ電車に乗って買い出し。と同時に、クリアソンの取材で「新宿の多様性」について考察を巡らせていたので、散歩がてらのいい取材となった。

 たんまり食材を買い込んで、そのまま帰宅。少し仕事をしてから、カミさんはサムゲタンを、私はチヂミを作る。20時より、ビールとマッコリをいただきながら夕食。暑い夏を乗り切るには、とても良いメニューだった。その後、集中して水戸の原稿を一気に書き上げる。ブラッシュアップは、明日ということで、午前0時30分就寝。

日本一受験倍率が高い 東京芸術大学絵画科卒の二人はなぜ美大受験を描くのか

石と水、空間デザインのイマジネーション

(残り 5928文字/全文: 6746文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2 3
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ