宇都宮徹壱ウェブマガジン

【無料動画】あの日から9年。ちょんまげ隊長ツンさんと考えるボランティアとサポーターの親和性

 今年も「3.11」を迎えた。もはや日本のみならず、世界中が新型コロナウイルスの恐怖におののく昨今。それでも今日一日は、9年前のあの日を思い出しながら、心静かに東日本大震災の犠牲者への祈りを捧げることにしたい。当WMでもこの日に相応しいコンテンツとして、ちょんまげ隊長ツンさんのインタビューを無料動画でお届けする。

 ツンさんの被災地支援活動については、これまでにも当WMでたびたび取り上げてきたので、今さら多くを語る必要はないだろう。ご存じない方は、Yahoo!個人ニュースで掲載したこちらの記事をご覧いただければ、この9年間におけるツンさんの活動の歴史を俯瞰できるはずだ。

 今回、いつのもコラムではなく無料動画としたのには、もちろん理由がある。意外にもツンさん、YouTubeでのコンテンツが非常に少ないのだ(せいぜいイベントのPRや講演の記録があるくらい)。この機会にツンさんのメッセージをきちんと残すことで、たゆまぬ支援活動をご存じない人々にも広く知っていただきたいと思った次第である。

 もちろん、ツンさんをよくご存じの皆さんにも、楽しめる内容となっている。今回のインタビューのテーマは「ボランティアとサポーターの親和性」。なぜツンさんは9年にわたり被災地支援活動を継続できたのか。それは「なぜサポーターは愛するクラブを応援し続けるのか」という疑問と、実は本質的に同じだったりする。

 インタビューの中で「サポーターとボランティアは、よくも悪くも似ている」とツンさんは語っている。それは具体的に、どういうことなのか。被災地の現状に思いを巡らせながら、愛するクラブを応援し続ける意味を考えてみる。Jリーグ再開が再び延期になった今だからこそ、ぜひツンさんの言葉に耳を傾けていただきたい。(収録日:2020年2月23日@宮城県女川町)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ