ホームタウンは遠きにありて想うもの Jクラブ関東支部サポーター大座談会<2/4>
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■「盟主Tシャツを作ってクラブに100万円を寄付」(福岡)
――続きまして、J1昇格プレーオフ決勝進出を果たしました、アビスパ福岡のサポーター、ふくやんさんにプレゼンをお願いしたいと思います。
ふくやん ふくやんと言います。みなさんと違って、まだウチはシーズンが残っているんですが(笑)、よろしくお願いします。本名に「福」の字はいっさいないんですけど、誰かが「君は福岡出身だから、ふくやんでいいじゃないか」と言われて、そのまま名乗るようになりました。1983年11月7日生まれで、先日34歳になりました。福岡県生まれで城南区の産婦人科で生まれました。
大学進学と同時に上京してきまして、その時はサッカーのサの字も興味もなかったです。当時は福岡ダイエーホークスが大好きで、野球観戦に明け暮れて年間80試合に行っているような人間でした。そんな私が大学3年の時に行った平塚競技場で、湘南ベルマーレ対アビスパ福岡の試合を初めて見て、そこでアビスパにはまったんですよね。特に印象的だったのが、狭いバクスタの隅っこで、皆が博多弁をしゃべっていたことです。
――スタジアムで故郷の言葉が聞こえるというのは、いいですよね(笑)。
ふくやん それで、その頃はミクシィがすごく流行っていて「アビスパ福岡関東支部」というコミュニティがあったんです。そこのオフ会に参加させていただいたんですね。最初は6人でしたが、のちにこれが82人の会員に増えます。
――ここでもミクシィが人集めの装置となっているのが興味深いですね。そういえば、福岡が最初のJ1復帰を決めたのも、その頃でしたよね?
ふくやん 05年ですね。ちょうど群馬での試合でウチらが掲げた「J2のみなさん、お世話になりました」っていうゲーフラが西日本新聞にドンと載ったんです。ただ、昇格が決まったのはその次の試合でした。それで「もうこのゲーフラはいらないな」と思って捨ててしまったんですね。でも実際は、そのあと2回くらい必要になったので、捨てなければよかったなあと(苦笑)。
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