中村慎太郎の「百年構想の向こう側へ」 vol.2 Jリーグとは文化である
前回のコラムの副題は『サポーターはJリーグを滅ぼそうとしているのか』という少し刺激的なものにした。しかし、ありがたいことに意図しない炎上はせず、非常に熱のあるご意見を多数頂き、SNS上でも大変多くの反響を頂いた。
頂いたメールについては順次返信をしていくつもりだが、一件だけここに引用させて頂きたい。松本山雅の古くからのサポーターであるスミヤマさんから頂いたものである。
「嫌なら来なくていいですよ。新規のお客さん集めたいんで、あなたたちの占拠してるその場所開けなさいよ」
って言われてるような気がしちゃうんですよ。
そんなつもりはないのでしょうけど。リーグ側からしたら気難しい客であるのは間違いないんでしょうが、情熱をもって支えてる人達でもあるので、なんとかその摩擦を薄めるためにも「言葉を交わす」必要があると思います。
「嫌なら来るなと言われている気がする」という部分は、サポーター界隈の多くの人が感じていることであろう。最近の施策は新規顧客の開拓を目指したものが多く、古くからのサポーターはないがしろにされていると感じるようなのである。
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