岡澤昂星が振り返る2024シーズン(前編)「温かさや支えを感じたからこそチームのために尽力できた」
昨年7月、セレッソ大阪から育成型期限付き移籍で加入。契約は2024年1月末までだったが、「すごく好きになったチームで昇格を成し遂げたい」という思いから残留を決め、琉球2年目の戦いに挑んだ。あどけなさが残る表情とは裏腹に球際で強く戦う姿勢を貫き、攻守切り替えの起点としてボランチを中心に中盤のポジションで存在感を示した。隔たりなくコミュニケーションを取ってチームに一体感をもたらした21歳の彼に前後編と分けて今シーズンを振り返ってもらった。
――今季最終節であり、ホーム最終戦の岐阜戦(0●2)を迎える際、どのような思いでプレーしようと考えていましたか。
特別なという思いですし、僕自身来年どうなるかわからないですけどもしかしたらこのエンブレムを背負って戦うのが最後になるかもしれない。だからこそ大事な時間にしようと思いました。その思いがあるのも去年、プロサッカー人生というかサッカーを始めてから一番しんどかった時期に声を掛けてくれたチームが琉球だったからです。僕自身これからのサッカー人生においても絶対に忘れることのない1年半だったと思うし、昇格は果たせなかったんですが感謝の気持ちを前面に出して、スタッフであったり恵まれたチームメイトにもそうですし、ファン・サポーター、そして沖縄に対しての愛情を勝利という形で最後は勝って終われればという思いでした。
――フィーリングが合っていると実感した中でずっと戦っていたわけですね。
僕の中では特別なクラブであり、セレッソ以上に思い入れがあるといっても過言ではないと思ってますし、去年自分を呼んでくれた喜名(哲裕・現大宮コーチ)さんも含めて琉球で成長している姿を見せたいという思いもエネルギーになりました。
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