FC琉球に2025シーズンのJ1クラブライセンス交付
Jリーグは24日、2025シーズンのJ1・J2クラブライセンス交付の判定結果を発表し、FC琉球はJ1クラブライセンスの交付が決まった。
今回J1クラブライセンスが交付されたのは49クラブで、うち8クラブが施設基準の例外規定が適用。FC琉球がホームで使用しているタピック県総ひやごんスタジアムは屋根カバー率の不足によりJ1基準を満たしていないものの、「(J1昇格後)スタジアムを5年以内に新設し、供用開始することを約束すること」を条件に例外規定が適用された。
参考:【FC琉球公式HP】
2025シーズン J1クラブライセンス交付決定のお知らせ
※特記事項(2)参照
琉球は2018年のクラブライセンス申請で新スタジアム整備の意向を示したことから、屋根の設置義務免除の上でJ2クラブライセンスが交付された経緯がある。ただその後において新スタジアム整備計画の進展が認められず、Jリーグは「新スタジアム整備に向けた意向が表明されたことからクラブライセンス交付という判断になったが、今後も引き続き状況確認を行う必要があると判断された」と再検討すると公表し、最悪のケースとして2025年のクラブライセンス不交付の恐れがあった。
しかし今年の6月28日。FC琉球はJリーグ規格スタジアム整備および2025シーズンクラブライセンス申請等に係る記者会見を沖縄県庁で行い、玉城デニー県知事が「令和6年度(2024年度)に基本計画を改定した後、7年度以降に法令手続きと並行して整備事業者の選定、設計・建設工事を行い、遅くても令和13年度(2031年度)に供用開始ができるよう取り組んでいく」と、新スタジアムの建設構想を表明し、進捗が確認されたことからJ1クラブライセンス交付となった。なおJリーグは新スタジアム整備に向けた進捗状況について随時ヒヤリングを行うとしている。
これによりJ1クラブライセンスを取得したFC琉球は今シーズン終了時、成績要件の2位以内に入れば自動昇格、または3〜6位のチームによるプレーオフで勝ち残ればJ2昇格が可能となった。