RYUKYU SOCCER PRESS

FC琉球:倉貫一毅監督の解任と、喜名哲裕強化部スポーツダイレクター補佐の暫定監督を発表

 

FC琉球は16日、倉貫一毅監督の解任を発表した。

現役時代、ジュビロ磐田などでプレーした44歳の倉貫監督は引退後、徳島ヴォルティスのユース監督を務めるなど指導者のキャリアをスタート。昨年FC琉球のヘッドコーチに就任したのち、今シーズンから監督に昇格した。

しかし開幕2連勝を達成したものの、第10節を終えて3勝6敗1引き分けと負け越しており20チーム中17位に低迷。この結果を受け、クラブは総合的判断として契約を解除し、3年連続でシーズン途中の指揮官変更を踏み切るとともに、新監督の選定を急ぐとしている。

なお新監督が決まるまではFC琉球アカデミーアドバイザー兼強化部スポーツダイレクター補佐の喜名哲裕氏が暫定監督を務める。

 

 

倉貫一毅監督コメント:

J3優勝、J2昇格という目標を掲げてシーズンをスタートした中で、結果を出す事が出来なかったことを深くお詫び申し上げます。ただ結果が出ない中でも、選手、コーチングスタッフ、クラブ関係者が全力を尽くしてくれた事、そしてどんな時も熱い声援を送ってくださったファン、サポーターの皆様、そしてスポンサーの皆様には本当に感謝しています。

私はここでチームを離れますが、FC琉球は永遠に続いていきます。これからのFC琉球の活躍、発展を心より願っています。短い間でしたが、本当にありがとうございました。

 

 

倉林啓士郎 代表取締役社長コメント:

いつもFC琉球へのご声援・ご支援を頂きありがとうございます。

クラブ創設20周年の節目となる今シーズンは「J3優勝/1年でのJ2復帰」を目指してシーズンをスタート致しましたが、開幕から10試合が終了した現在は当初思い描いていたものとは大きく違う結果・内容となってしまっている事をファン・サポーターの皆様に大変申し訳なく思っております。

クラブ初のJ3降格を経験し、チームの建て直しが急務となる難しい状況の中、倉貫監督には就任をいただき、常にこのクラブや沖縄という地域に敬意を持って、グラウンド内外で全力を尽くして下さいました。監督自身もまだ目指すべきサッカーの志半ばだったと思いますが、昇格を目指すクラブとしてはこれ以上猶予ができないという判断をいたしました。倉貫監督のこれまでのクラブへの貢献に改めて感謝をいたします。

そして倉貫監督のこれまでの尽力に報いる為にも、ここから改めてチームで勝利を積み重ね、目標に向かい邁進していきます。

 

 

試合写真:©FC琉球
編集:仲本兼進(RYUKYU SOCCER PRESS)

 

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